賃上げは「メイド?イン?チャイナ」の地位を揺るがせず―中國紙

Record China    2010年7月4日(日) 16時18分

拡大

2日、中國証券報は、今年に入ってから中國各地で起きている賃上げが、中國の製造業(yè)大國としての地位を揺るがさないだけでなく、政府が進める産業(yè)構(gòu)造転換の促進剤にさえなる可能性を指摘した。寫真は上海の家電製造工場。

(1 / 4 枚)

2010年7月2日、中國証券報は、今年に入ってから中國各地で起きている賃上げが、中國の製造業(yè)大國としての地位を揺るがさないだけでなく、政府が進める産業(yè)構(gòu)造転換の促進剤にさえなる可能性を指摘した。以下はその要約。

その他の寫真

大企業(yè)の賃上げや各地の最低賃金の引き上げによって労働コストの上昇が見込まれるが、これによって中國の製造業(yè)の優(yōu)位性が無くなり、外資の投資が減少すると結(jié)論を出すのは早急である。ベトナムやインド、その他の新興國家と比較して、中國の製造業(yè)には環(huán)境やそのシステムに獨自の優(yōu)位性があるからだ。

工業(yè)生産高や企業(yè)利益などの指標に比べて中國企業(yè)の給與の増加率は低く、多くの企業(yè)にとって賃上げの消化がそれほど難しくないことを示している。また、賃上げによって消費が拡大し、一部の業(yè)界に対するニーズを増加させる効果も見込める。ただし、現(xiàn)段階では給與とインフレが螺旋(らせん)方式で共に上昇していく可能性は極めて小さい。

工業(yè)に関しては、08年の増加値(売上高総利益)の比率は軽工業(yè)が28.9%、重工業(yè)が71.1%を占め、重工業(yè)の占める割合が1952年以來最高となった。産業(yè)構(gòu)造の観點から見ると、今後の工業(yè)界は戦略的な転換期に突入せざるを得なくなっていることが読み取れる。

加工製造業(yè)界は賃上げをテコに、技術(shù)革新と企業(yè)再編を進める必要がある。高付加価値商品へ転換を図るとともに、労働生産率の向上と賃上げをプラスの関係にし、將來の発展のチャンスに備える。鉄鋼、建設(shè)業(yè)界などは構(gòu)造転換?再編が最も必要とされ、賃上げ圧力を乗り越えて、中心となる特許技術(shù)の開発に努めるなど競合力を確保しなければならない。

一方、賃上げによって経済発展區(qū)域の配置に変化が起きるとみられる。一部の企業(yè)はすでに賃上げのあおりを受けて中西部へと移転を始めている。これまでは、製造業(yè)界のほとんどが東へ東へと発展を続けてきたが、09年には中西部や東北部の総生産高の成長率が共に東部を追い抜く局面がみられた。今後、投資の増加と労働集約型産業(yè)の移転によって中西部の発展はさらに加速するだろう。(翻訳?編集/HA)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China?記事へのご意見?お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業(yè)務(wù)提攜

Record Chinaへの業(yè)務(wù)提攜に関するお問い合わせはこちら

業(yè)務(wù)提攜