2010年7月7日、人民網(wǎng)は記事「調(diào)査で判明＝頻発する腐敗こそが紛爭(zhēng)発生の最大の要因」を掲載した。以下はその抄訳。

【その他の寫真】

一人當(dāng)たりGDPが3000ドル（約26萬(wàn)4000円）以上の中級(jí)収入國(guó)になった時(shí)、労働爭(zhēng)議などさまざまな問題が噴出するという。社會(huì)の混亂はその國(guó)の大勢(shì)の限界を示し、経済成長(zhǎng)の鈍化や長(zhǎng)期停滯をもたらす。これが「中級(jí)収入の罠」だ。

09年、中國(guó)の一人當(dāng)たりGDPは3600ドル（約31萬(wàn)7000円）に達(dá)した。力強(qiáng)い成長(zhǎng)がまだ続いているのは喜ぶべきことだが、今後、どのようにして「罠」を乗り越えるか、これが政権黨と個(gè)々の中國(guó)人にとっての課題となる。人民論壇雑誌は、人民網(wǎng)や人民論壇網(wǎng)などでネットアンケートを?qū)g施。この問題を追求した。

「中級(jí)収入の罠」に陥る要因としてトップにあげられたのが「腐敗の多発と市民の恨み」（52％）、2位が「貧富の格差と階層固定」（44％）だった。腐敗は古今東西、途上國(guó)であれ先進(jìn)國(guó)であれ等しく存在する問題ではある。ネットアンケートでは76％が「深刻」、18％が「比較的深刻」と回答した。一方、専門家は「深刻」が30％、「比較的深刻」が26％にとどまった。

一般市民と専門家との乖離を、人民網(wǎng)はインターネットに求めている。ブログやTwitterなどのマイクロブログにより一般市民は言論の自由を手に入れたが、一方では理性的な判斷を飛び越えて感情的になってしまう傾向があると分析。理性的で分析手法を持つ専門家らは、腐敗が深刻なことを認(rèn)めつつも「他國(guó)よりもより深刻」なわけではないと指摘している。（翻訳?編集/KT）