2010年7月10日、経済観察報(bào)は、イタリアの高級ブランド?プラダが中國人実業(yè)家によるプラダ買収に抵抗していると報(bào)じた。

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買収を検討しているのは中國でブランド品を格安で販売するアウトレットモール?フォックスタウンの陳強(qiáng)（チェン?チアン）総裁。2008年の金融危機(jī)前にプラダは上場計(jì)畫を立案、複數(shù)の銀行を戦略的投資家として迎え入れた。しかし金融危機(jī)により上場は失敗し、提攜した銀行も経営危機(jī)に陥っている?，F(xiàn)在、プラダはイタリアの銀行5行に対し6億ユーロ（約674億円）以上の債務(wù)を抱えており、株式は擔(dān)保として銀行に差し押さえられた。そのため創(chuàng)業(yè)家の保有株は少なく、大多數(shù)は銀行が握っているという。銀行はプラダ株の売卻を決定、買い手を探している。

この話を聞いた陳総裁はただちにイタリアに飛んだ。陳総裁自身がプラダ?ブランドを好んでいたこともあるが、中國市場での潛在的な可能性を十分に発揮できていないため、経営に參畫すれば中國市場での大きな成長が期待できると読んだためだ。しかしプラダ側(cè)はそうは思わなかったようだ。「中國人に任せれば、品質(zhì)や格式が落ちると思ったようだ」と陳総裁は相手側(cè)の懸念を明かした。

陳総裁はかつて経営危機(jī)の獨(dú)ファションブランド?エスカーダの買収も試みたことがある。失敗に終わったがその理由は二つ。価格面で合意できなかったこと、そして相手側(cè)が中國人へのブランド売卻を望まなかったことだという。この時(shí)の経験から陳総裁は買収に慎重な手続きを踏んだ。

プラダとの交渉前に、陳総裁は2000萬ユーロ（約22億5000萬円）を投じてイタリアのビジネス?コンサルティング企業(yè)を買収。同社はプラダのロシア市場開拓に協(xié)力した企業(yè)で、プラダ買収の窓口としては最適だった。買収されたコンサルティング企業(yè)の最初の任務(wù)は、プラダの債権者である銀行との交渉。この過程について陳総裁は詳細(xì)を明かしていないが、プラダ株の13％を取得したという。ただしプラダ側(cè)はこの數(shù)字が事実かについては確認(rèn)を避けている。陳総裁は株式保有比率を20％にまで高め、経営権を取得することを目指している。

買収の黒幕が中國人であることを知ったプラダ側(cè)は態(tài)度を硬化させた。殘る株式はもともと1億ユーロ（約112億円）の値だったが、2億5000萬ユーロ（約281億円）にまで釣り上げたという。陳総裁の買収チームは4億5000萬ユーロ（約505億円）で銀行が保有する全株式を取得する計(jì)畫だったが、不可能となった。「來週までにあと十?dāng)?shù)％の株式を買収できなければ経営権が取得できない。そうなれば現(xiàn)保有分の株式はただちに売卻する」と陳総裁は話している。

プラダ買収は、同社の戦略策定にかかわりたいためだと陳総裁は話す。プラダのブランド的地位、デザイナー、現(xiàn)経営陣の職を5年間保障することを約束しているが、アジア市場での戦略変更を狙っている。より低価格で、多種類の製品を生産することで、消費(fèi)者により受け入れられるようになるとの狙いだ。中國市場におけるプラダの価格はあまりに高すぎると陳総裁は考えている。

陳総裁の考えは旗下のフォクスタウンの動(dòng)向に象徴されている。同社は長江デルタに5店舗を展開しているが、今年中にさらに3店舗をオープン、うち1店は內(nèi)モンゴル自治區(qū)オルドス市に構(gòu)えるという。販売データによると、中國の一部地方都市はすでに北京、上海、広州に並ぶ消費(fèi)能力を持っているという。ルイ?ヴィトンなどのトップ級ブランドもすでに地方に展開。陳総裁はオルドスではお金を持っていても使うところがない狀況だとその可能性を語った。もし中國市場での成長が実現(xiàn)できなければ、歐米及び日本市場の縮小により高級ブランドは大打撃を受けるだろうと見通しを示している。（翻訳?編集/KT）