2010年7月、重慶市政府ではついに戸籍改革が始動(dòng)した。1000萬人の農(nóng)村住民に都市戸籍が與えられることになる。14日、中國経済網(wǎng)が伝えた。

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12日、重慶市政府は第75回常務(wù)會(huì)議を開催、「重慶市総合都市?郷村戸籍制度改革意見」「重慶市戸籍制度改革総合プラン」を承認(rèn)した。現(xiàn)在、重慶市の人口の51％は都市に住んでいるが、その多くは出稼ぎ農(nóng)民などの流動(dòng)人口。都市部戸籍の保有者は28％に過ぎない。今回承認(rèn)された計(jì)畫では都市部戸籍の保有者比率を2020年までに60?70％に引き上げる計(jì)畫で、1000萬人もの農(nóng)村人口が都市戸籍を取得する計(jì)算となる。

戸籍移転第一陣となる310萬人は、出稼ぎ農(nóng)民とその家族180萬人、中等専門學(xué)校の學(xué)生70萬人弱、非農(nóng)村戸籍取得者40萬人余りから構(gòu)成されている。重慶市の黃奇帆（ホアン?チーファン）市長は第一陣310萬人の戸籍移転を1?2年で終了させると発言した。その後も中等専門學(xué)校卒業(yè)者が年20萬人のペースで生じる。10年で200萬人に達(dá)する。その後、再び出稼ぎ農(nóng)民500萬人の戸籍移転を?qū)g行することで、目標(biāo)の1000萬人が達(dá)成されるという。

「300萬人が都市部に住めば、數(shù)百億元もの消費(fèi)を生み出すことになる。本當(dāng)の意味で消費(fèi)主導(dǎo)型成長モデルが構(gòu)築される」と黃市長は期待をあらわにした。逆に農(nóng)村も、人口が減ることにより耕地面積など1人當(dāng)たりの資源量が増えるというメリットがあるという。

一方で、戸籍制度は利害関係が入り組んだ複雑な問題だけに、改革の先行きを懸念する聲が學(xué)術(shù)界から上がっている。重慶市社會(huì)科學(xué)院の丁新正（ディン?シンジョン）研究員は、農(nóng)地を放棄して都市戸籍を取得した農(nóng)民の雇用が確保できないケースを懸念している。ある研究者は「都市戸籍を取得した農(nóng)民が、やはり農(nóng)村に帰りたいと言ってきた場合、どう対応するのか」と問いかけている。他にも都市化の進(jìn)展に伴い必要となる新たな土地をどう確保するかなど、多くの問題が殘されている。

先日、黃市長は戸籍制度改革をまず両江新區(qū)からスタートする意向を示した。まず一部地域に限定することで、改革に軌道修正の余地を殘したのではとその意図を読み取る向きもある。（翻訳?編集/KT）