2010年7月15日、南方週末は「第一線に立つ人類學(xué)博士が警告、中國西南部の生物資源が略奪の危機(jī)に」と題した記事を掲載した。雲(yún)南省など中國西南部を視察した経験が豊富な人類學(xué)博士?周雷（ジョウ?レイ）氏は、外資に貴重な生物資源が奪われていると警告している。

【その他の寫真】

遺伝子情報(bào)などの生物資源は、今や企業(yè)にとってきわめて貴重な価値を持つ。そして、外資による生物資源の略奪は決して目新しい事態(tài)ではない。米國は2002年6月30日までに中國から植物資源932種2萬140サンプルを輸入したと発表しているが、中國當(dāng)局の統(tǒng)計(jì)では輸出に合意しているのはわずか2177サンプル。米國発表の10分の1に過ぎない。また、中國醫(yī)學(xué)には1萬種もの漢方薬原料と4000種以上の薬剤があるが、うち少なくとも900種が海外で外資により特許登録された。日本は210種もの漢方薬品を登録している。その処方はいずれも中國から伝わったものだ。

豊富な生物資源を持つ中國西南部はまさに寶の山。今、外資はこの地域に目を付けている。事情を知らない現(xiàn)地の人々からサンプルを購入し、外國に持ち出しているのだ。中國の醫(yī)薬品研究機(jī)関と協(xié)力し資源と知識(shí)を得た後、外國の先端的開発機(jī)関で新たな製品を開発、特許を得ているケースもある。

問題は外資の略奪を防ぐ法整備が進(jìn)んでいないこと。國家は生物資源利用の長(zhǎng)期的な枠組を構(gòu)築しなければならない。こうした保護(hù)措置があって初めて、外資と中國資本はともに利益を享受し、現(xiàn)地の貧困解決に役立てることが可能となる。（翻訳?編集/KT）