2010年7月12日、米紙ニューヨーク?タイムズは、中國の工場が労働者に対し好條件を競って提示していると報(bào)じた。若い農(nóng)民工（出稼ぎ労働者）の考え方の変化や內(nèi)陸部の発展などによって、珠江デルタ地區(qū)の工場は労働力不足に陥っているという。16日付で環(huán)球時報(bào)が伝えた。

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輸出型経済の回復(fù)に伴って、中國では最近數(shù)か月、多くの労働者が郷里に近い場所で仕事を見つけることが可能になっており、わざわざ仕事を求めて沿海部まで出て行く農(nóng)民工の數(shù)が減っている。このため、珠江デルタ地區(qū)では労働力の需給関係が崩れ、工場側(cè)は新たな労働者確保のための競爭を強(qiáng)いられている。広東省中山市では、多くの工場が15?20％の労働者不足のまま操業(yè)している。専門家は「中國の16?24歳の労働者人口はすでにピークを迎えており、今後12年間で3分の1減少する」と話し、労働力不足は続くと予想する。

労働力不足の原因の1つに、労働者自身の考え方の大きな変化もある。清華大學(xué)の社會學(xué)家、郭于華（グオ?ユーホア）氏は「若い世代の農(nóng)民工は、良好な教育を受け、インターネットにも詳しく、すばらしい都市生活にあこがれている」と語り、わずかな工賃のために苦労に耐え、機(jī)械の様に長時間働き続けるスタイルはすでに受け入れられなくなっていると指摘する。高校を卒業(yè)後、広東省中山市の工場で働いている張（ジャン）さんは「お金は重要だけれど、生活の中で大きなストレスを感じないことも重要」と話す。

また、農(nóng)民工の自我意識の高まりの1つの原因に、教育水準(zhǔn)の向上が挙げられる。中國の09年の高校卒業(yè)者數(shù)は約840萬人で、01年に比べて500萬人も増加している。専門家は「教育水準(zhǔn)が向上した結(jié)果、ますます多くの若者が抱負(fù)を抱き、楽観的で、より強(qiáng)い権利意識を持つようになっている」と指摘し、「彼らは攜帯電話とインターネットの操作に長けており、不公平な待遇に遭遇した場合にも、権威者側(cè)に挑戦することを恐れていない」と語っている。（翻訳?編集/HA）