2010年7月17日、國(guó)営?中國(guó)中央テレビ（CCTV）の人気教養(yǎng)番組で有名なアモイ大學(xué)の易中天（イー?ジョンティエン）教授が「中國(guó)人はなぜ過(guò)ちを認(rèn)めないのか」について論じた寄稿が、北京紙?新京報(bào)に掲載された。

【その他の寫(xiě)真】

中國(guó)人はとにかく謝らない。地位が高くなればなるほど、有名になればなるほど、面の皮は厚くなる。では、なぜ中國(guó)人は過(guò)ちを認(rèn)めない民族になってしまったのか？易教授が以下のように鋭く分析した。

◆謝るにも「資格」がいる

儒教の始祖?孔子は、「君子の過(guò)ちは日食や月食のように珍しいが、それを隠さず正直に認(rèn)め謝ることでさらなる尊敬を集める」と説いている。だが、一挙手一投足に注目が集まる君子だからこそ、大衆(zhòng)に謝る必要があるというもの。裏を返せば謝る資格を與えられたのは「君子」だけとも言える?！钢xる」という行為は昔から上流階級(jí)の特権であり、たしなみでもあった。ところが、秦?漢代以降は上流階級(jí)が消え、「皇帝」と「臣民」しか存在しなくなる?；实郅松献啶工腚Hの決まり文句は「誠(chéng)惶誠(chéng)恐、頓首頓首、死罪死罪」。もちろん、本當(dāng)に自分を「死罪」とは思っていない?！缸铯蛘J(rèn)める」行為はこうして単なるパフォーマンスと化していった。

◆謝るのは一種の「パフォーマンス」

パフォーマンスに最も秀でているのは皇帝だ。たとえば、自然災(zāi)害が起きて社會(huì)が不安定になった時(shí)、「自分のせいだ」と大げさに自らを責(zé)め立てる。実際は自然災(zāi)害が誰(shuí)かのせいであるはずはないのだが、皇帝が謝ることで民衆(zhòng)の怒りや不安が鎮(zhèn)まるという絶大な効果が得られるのだ。こうしたパフォーマンスは文化大革命時(shí)代にも頻繁に見(jiàn)られた。當(dāng)時(shí)のスローガンは「闘私批修」（自分の中の「私」と闘い、修正主義を批判すること）。全ての人が道徳的意義における「君子」とされ、「自己批判」を強(qiáng)いられた。批判が強(qiáng)いほど上司に褒められ「模範(fàn)」扱いに。ある意味、中國(guó)人が最も「罪を認(rèn)めた」時(shí)代だったのかも知れない。

中國(guó)人が謝れない最大の理由は「メンツ」を失いたくないから。だが、中華民族のメンツはそれほど脆いものではないはず。本人が過(guò)ちを認(rèn)めようが認(rèn)めまいが、事実は1つ。だったら、堂々と認(rèn)めることこそが真の「漢（おとこ）」なのではないか？中國(guó)人はまず「事実をはっきりさせる」練習(xí)から始めよう。それができたら、「それが正しいか間違っているか」を考える練習(xí)。最終的には道徳的な判斷ができるようになれば良いが、それは一體いつになることやら。（翻訳?編集/NN）