2010年7月21日、シンガポール華字紙?聯(lián)合早報（電子版）は、米紙ウォール?ストリート?ジャーナルの報道として「中國はなぜ世界最大のエネルギー消費(fèi)國だと認(rèn)めたがらないのか？」と題した記事を掲載した。以下はその概略。

【その他の寫真】

國際エネルギー機(jī)関（IEA）は中國が昨年、米國を抜いて世界最大のエネルギー消費(fèi)國になったとする報告を発表したが、中國側(cè)はこれに猛反論している。中國國家エネルギー局法規(guī)司の曾亜川（ゾン?ヤーチュワン）司長はダウ?ジョーンズ?ニューズワイヤーズに対し、昨年のエネルギー消費(fèi)世界一は依然として米國であり、中國は最大の一次エネルギー生産國だと強(qiáng)調(diào)している。

中國はなぜ、エネルギー消費(fèi)「世界一」を認(rèn)めたがらないのか？すでに二酸化炭素（Co2）排出量「世界一」だということは認(rèn)め、今年は日本を抜いて米國に次ぐ世界第2の経済大國になろうとしているのに。中國は世界最大の自動車市場で、世界最多の人口を抱えている。これからも新車臺數(shù)はますます増え、中産階級の臺頭により冷蔵庫やエアコンの保有率が急増することも目に見えている。

中國が自らの世界的な地位“向上”にはにかみを見せたのは、今回が初めてではない。以前も、國家統(tǒng)計局が中國の國內(nèi)総生産（GDP）ランキングが上昇していることをなかなか認(rèn)めなかったことがあるが、その裏には、自らが世界のリーダーという重責(zé)に耐えられるほどの準(zhǔn)備が整っていないという強(qiáng)い懸念が感じられる。これまで、世界最大のエネルギー消費(fèi)國は、イコール世界のリーダーという場合が多かった。中國が今、エネルギー消費(fèi)で世界最大にのし上がっても、経済力や軍事力ではいまだ米國の後塵を拝しているのだ。

中國はいまだ原油価格などのエネルギー価格に対し、何の発言権も持っていない。常に他人が決めた価格を受け入れる立場でしかないのだ。中國のエネルギー消費(fèi)が世界最大になったということは、たとえば中東の政情不安やアフリカ東岸の海賊事案、中央アジアにおける民族衝突などの影響を今までよりさらに強(qiáng)く受けることになっただけなのである。

そのため、中國がエネルギー消費(fèi)「世界最大」を認(rèn)めるのであれば、指導(dǎo)部の面々はまず國內(nèi)問題を差し置いてでも様々な外交問題の処理に躍起になるだろう。（翻訳?編集/NN）