2010年7月22日、シンガポール華字紙?聯(lián)合早報は記事「中國の國際同盟結(jié)成の道を探る」を掲載した。日韓との協(xié)力を深化させるべきだと提言している。以下はその抄訳。

【その他の寫真】

現(xiàn)在、重要な國際問題は全て各國の協(xié)調(diào)によって解決されるようになってきている。そうした中、強(qiáng)力な盟友の支持を得ることはきわめて重要。強(qiáng)者同士の同盟だけが國際的な影響力を高め、自國の利益を最大化させることができるのだ。

では中國はどの國と盟友になるべきなのか。日韓がその最有力候補(bǔ)となるだろう。日本は世界トップ3に入る経済規(guī)模を誇り、技術(shù)力も高い。韓國は新興國のリーダーだ。両國は強(qiáng)い影響力と実力を持っている。日中韓3國は地理的にも近く、経済的にも相互補(bǔ)完性が強(qiáng)い。文化や生活習(xí)慣も強(qiáng)く、東アジア文化の復(fù)興という共通の理念もある。

中國は日韓との同盟に向け、いくつかの手段を講じる必要がある。第一に外交能力を高め、領(lǐng)土問題の衝突を弱めることが重要。中國に脅威を感じた日韓が軍事力を強(qiáng)化し、米國との同盟関係を強(qiáng)化しないように注意しなければならない。

第二に日中韓の防衛(wèi)協(xié)調(diào)機(jī)関を設(shè)立、共同演習(xí)や連合護(hù)衛(wèi)艦隊の運用などに取り組む必要がある。第三に日中は軍事、宇宙開発技術(shù)の協(xié)力を深める。これにより日米間の軋轢を激化させ、日米関係を動揺させる。第四に北朝鮮の挑発行為を止めさせ、韓國國民の安全への不安を解消させる。同時に韓國社會の反米感情を高め、朝鮮半島における米軍の影響力を弱める。

以上4點を遂行することができれば、日韓は臺灣問題など中國の核心的利益に関する問題で、中國を全面的に支持することになるだろう。そしてEUを見習(xí)って石炭、鉄鋼、原油、原子力、宇宙開発など分野別の協(xié)力機(jī)関から始めて、その後、自由貿(mào)易協(xié)定(FTA)により経済的結(jié)びつきを強(qiáng)化。最終的には政治、経済、軍事の全てを含む全面的な同盟へと発展できる。

外交こそが上策であり、兵を動かすのは下策である。中國への包囲を軍事的に打ち破るのではなく、同盟を通じて自然と包囲を瓦解させなければならない。日韓が中國にくみすれば、中國の主張はただ一國の主張ではなくなり、偏見で見られることもなくなる。また他のアジア太平洋諸國も日中韓の東アジア同盟に興味を抱くようになれば、同盟はさらに大きなものとなる。その時、アジアは一つの聲で話すようになり、その聲はより大きく、より響くものとなるだろう。（翻訳?編集/KT）