中國(guó)に対抗すべくロシアとの協(xié)力狙う米國(guó)だが…=米中露の三角関係の行方は―ロシア紙

Record China    2010年7月30日(金) 14時(shí)50分

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22日、ロシア英字紙モスクワタイムズはロシア外交學(xué)院のバザノフ副院長(zhǎng)のコラム「ロシアと連合して中國(guó)に対抗する米國(guó)の狙い=モスクワは対中関係の淡化に感心なし」を掲載した。寫真はモスクワ。

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2010年7月22日、ロシア英字紙モスクワタイムズはロシア外交學(xué)院のバザノフ副院長(zhǎng)のコラム「ロシアと連合して中國(guó)に対抗する米國(guó)の狙い=モスクワは対中関係の淡化に関心なし」を掲載した。25日、環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。以下はその抄訳。

その他の寫真

先日、米國(guó)の政治學(xué)者、中國(guó)研究者、元國(guó)防総省高官の講演を聞いた。中國(guó)は世界を支配しようとしていると警告していたが、対抗するために米露の協(xié)力関係が必要だと暗示する內(nèi)容だった。彼らの主張を聞いて、この60年間で移り変わった米露中の同盟関係を思い出さずにはいられなかった。

ソ連、そして中華人民共和國(guó)はともに米國(guó)を始めとする「帝國(guó)主義陣営」に対抗する狙いがあった。しかし両國(guó)の蜜月は長(zhǎng)くは続かず、中ソ紛爭(zhēng)にいたる。1960年代後半にはベトナム戦爭(zhēng)が泥沼化した米國(guó)が中國(guó)に接近する。しかしこの関係も永続的なものではない。ゴルバチョフの登場(chǎng)により米ソ関係は改善し、両國(guó)は一致して中國(guó)に政治體制と政策の変化を迫るようになった。その後はというと、冷戦に勝利し他國(guó)を圧倒した米國(guó)は世界の覇権を握ろうとする動(dòng)きを見(jiàn)せ、中露は対抗するべく協(xié)力関係を築いた。

911テロは米國(guó)による世界覇権の終わりを告げるものとなった。イラク、アフガンの二つの戦爭(zhēng)で勝利を得られぬまま、米國(guó)の経済的衰退は加速していく。2009年、オバマ大統(tǒng)領(lǐng)が就任し外交政策を転換、新たなパートナーを探し始めた。世界金融危機(jī)下でなお高成長(zhǎng)を続ける中國(guó)に白羽の矢が立ったが、アジア地域の政治的競(jìng)爭(zhēng)や臺(tái)灣向け兵器売卻などの難題が片付かない中で、米中両國(guó)が心の底から協(xié)力し合うことは不可能だ。また、米中関係にせよ、中露関係にせよ、長(zhǎng)期的な同盟関係を築くことは不可能だ。

中國(guó)との同盟関係が進(jìn)まぬ中、米國(guó)はもう一つの選択肢を選ぼうとしている。それはロシアとの協(xié)力による中國(guó)への牽制だ。しかしロシアにその意図はなく、むしろ中國(guó)との協(xié)力を進(jìn)展したいと考えている。特に近代化が最重要課題となっている今は。

フランスの哲學(xué)者モンテスキューは「小國(guó)は外敵によって滅びる。大國(guó)は內(nèi)亂によって滅びる」との言葉を殘している。ロシアには解決しなければならない國(guó)內(nèi)問(wèn)題が多い上に、中國(guó)との衝突を恐れる必要もない。これこそが中國(guó)に対抗する長(zhǎng)期的な米露同盟が存在し得なかった原因だ。同じく長(zhǎng)期的な中露同盟も存在しないだろう。米露中の三角関係は今後も長(zhǎng)期にわたり続くことになる。(翻訳?編集/KT)

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