2010年7月26日、作家?馮驥才（フォン?ジーツァイ）氏は「中國(guó)文化は分刻みで失われている」と題した記事を中國(guó)のブログサイト?新浪博客に掲載した。

【その他の寫真】

香港で25日に開かれたブックフェアに參加した馮氏は、香港城市大學(xué)中國(guó)文化センターの鄭培凱（ジョン?ペイカイ）主任と対談を行った。テーマは文化遺産を大切にしない現(xiàn)代人について。馮氏は「中國(guó)の文化は凄まじい速さで消えている。その速さは分刻みだ」と述べ、保護(hù)を訴えた。

中國(guó)本土で文化の保護(hù)活動(dòng)を行っている馮氏は、「本土の人々は自分たちの文化に関心がない。これが最大の問題だ」と話す。例えば、江蘇省や浙江省には価値の高い骨董品がたくさんあったが、不正なルートで流出したものも多いという。馮氏は香港で本土から流出した貴重な骨董品を數(shù)多く発見したと述べ、「本土のコレクターが1點(diǎn)ずつ買い戻していくべきだ」と訴えた。

また、鄭氏は、フランス人が6年前から広西チワン族自治區(qū)や貴州省で少數(shù)民族の民族衣裝を収集し、フランスに持ち帰っていると指摘。その上、「今後中國(guó)人が少數(shù)民族の民族衣裝を見たければフランスに來るしかない」とまで言っているという。馮氏は「現(xiàn)地政府は事が起きてからようやく保護(hù)活動(dòng)に乗り出すが、それでは遅い」とため息をついた。

馮氏によると、唯一の救いは「90後」（90年代生まれ）の女性2人が対談を聞きに來ていたこと。馮氏は、今まさに壊されようとしている昔ながらの街並みを「実際に目で見て確かめて」と訴え、さらに多くの若者に関心を持って欲しいと話した。（翻訳?編集/NN）