2010年8月4日、シンガポールの華字紙?聯(lián)合早報は、中國各地で気象災(zāi)害による被害が拡大していると報じた。吉林省と新疆ウイグル自治區(qū)で洪水被害が発生している一方で、內(nèi)モンゴル自治區(qū)では大規(guī)模な干ばつ被害に見舞われ、さらに南方の複數(shù)の地區(qū)では気溫37℃以上の猛暑が続いているという。

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記事によると、吉林省では7月以降8月2日までの間に、頻発する洪水による被災(zāi)者數(shù)が432萬9000人、死亡63人、行方不明59人に上った。また、洪水による水道管の破壊などによって48時間以上斷水がつづいている地區(qū)もあり、復(fù)舊の見通しは立っていない。

新疆ウイグル自治區(qū)クチャ県でも大規(guī)模な洪水が発生しており、現(xiàn)段階では正確なデータがまとまっていないものの、被害総額は1億6400萬元（約20億5000萬円）に上るとみられている。

一方、內(nèi)モンゴル自治區(qū)では深刻な干ばつ被害が広がっている。同自地區(qū)內(nèi)のフフホト市?包頭市?赤峰市?通遼市?ヒンガン盟など10の市?盟で甚大な被害が広がっており、同政府は自然災(zāi)害4級緊急対応措置をすでに発動している。

自治區(qū)農(nóng)牧業(yè)庁によると、7月末までに干ばつ被害を受けた耕地面積は175萬4000ha、うち約12萬2000haは今年の収穫を絶望視。さらに、大部分の牧草地區(qū)も枯れて、家畜の餌の確保が難しくなっているという。干ばつによる被災(zāi)者數(shù)は440萬7000人、直接の経済的損失は24億4300萬元（約305億3800萬円）に達(dá)している。

また、中國の西北?華北?江南?華南各地區(qū)では猛暑が続いており、先月29日には猛暑を記録した範(fàn)囲が今年最大になった。中國中央気象臺は3日、今後も猛暑が続くと予想し、高溫オレンジ警報（注：3段階のうちの2番目。24時間以內(nèi)に37℃以上を記録する可能性がある場合に出される）を発した。同気象臺は、「浙江省?江西省?湖南省の3省で8月上旬に40℃以上の高溫になる可能性がある」と注意を呼びかけている。猛暑により電力需要が高まり、華北地區(qū)では電力不足に陥ることも懸念されている。（翻訳?編集/HA）