2010年8月8日、雲(yún)南省?石林。剣狀、柱狀、塔狀の奇石群。その名の通り、石でできた林のような景観である。石灰質(zhì)の土壌が長い年月をかけて地殻変動と浸食を繰り返した結(jié)果出來上がったこのカルスト地形は、2007年、ユネスコの世界遺産に登録されている。

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雲(yún)南省の石林は緑が多く、美しい滝が景観に一層の荘厳さを添えている。

最近、経済成長の明暗を映し出す都市部や、來日する観光客の情報ばかりがクローズアップされる中國だが、それだけが中國の姿ではない。広大な國土の中には、多くの神秘的な風(fēng)景がある。

上海萬博の開催などもあって都市部への観光客は急増したが、その陰で、最近、この雲(yún)南省?石林を訪れる外國人観光客が増えてきているという。皆が都市部へ集中しているうちに、ゆっくりと世界遺産を眺めようということだ。

雲(yún)南省は、獨特の生活様式を守り通している少數(shù)民族が多く住んでいる地である。石林では、この地に古くから住むイ族の女性達(dá)が鮮やかな民族衣裝に身を包み、愛らしくも神秘的な笑顔で案內(nèi)をしてくれる。

広い土地だが、イ族の女性が運転する電気自動車があるので、年齢や體力を心配せず、ゆったりと見學(xué)することができる。（取材/SU）