2010年8月5日、第一財(cái)経日?qǐng)?bào)は記事「中央企業(yè)の海外資産は4兆元に＝2年間で3倍に増大」を掲載した。

【その他の寫真】

先日発表された「國務(wù)院國有資産監(jiān)督管理委員會(huì)2009年回顧」によると、中央企業(yè)（國務(wù)院直屬の大型國有企業(yè)）の海外資産総額は4兆153億元（約50兆9000億円）に達(dá)した。中央企業(yè)の総資産の約20％にあたる。中國航空油料有限公司の原油先物取引、中信泰富や大手航空企業(yè)の金融派生商品投資など巨額の損失を計(jì)上した事件があっただけに、國有資産監(jiān)督管理委員會(huì)は海外資産の管理は急務(wù)だと警告する。

報(bào)告書によると、香港?マカオを含む中國本土以外に設(shè)立された中央企業(yè)の子會(huì)社は4860社、他に1041の団體が設(shè)立されている。総資産利益率（ROA）は9．1％と高い。約20％の海外資産で25％近い利益を稼いでおり、中國本土への投資以上に効率が高い。以前、2007年12月時(shí)點(diǎn)の中央企業(yè)海外資産が1兆元（約12兆7000億円）を超えたと報(bào)じられた。投資効率の高さからか、わずか2年間で海外資産は4倍と3倍以上に膨れあがった計(jì)算となる。

しかし、これほどの急拡大に管理が追いつかないとの懸念も浮上している。2004年、中國航空油料有限公司が原油先物で5億5000萬ドル（約473億円）もの損失を出し破綻したが、この事件で明るみにでた海外資産管理の穴は氷山の一角にすぎない。海外の異なる法律、政策、経営環(huán)境の前に、海外資産の管理は困難を極めている。（翻訳?編集/KT）