2010年8月7日、中國の寫真コンテスト「2010年第23回全國撮影蕓術(shù)展覧(國展)」の蕓術(shù)部門で金賞を受賞した作品「明日の現(xiàn)実」が、盜作である可能性が高まってきた。揚(yáng)子晩報(bào)が9日付で伝えた。

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湖に無數(shù)の枯れ木が立ちすくみ、水面には鳥を?qū)懁筏繉懻妞蚊钉飧·い皮い胱髌贰该魅栅维F(xiàn)実(明天的現(xiàn)実)」。湖南省のカメラマン?侯謝(ホウ?シエ)氏の応募作で、蕓術(shù)部門で金賞を獲得したが、これが既存の作品を加工したものであるとの疑いが濃厚となった。

盜作の可能性を指摘したのは、江蘇省鎮(zhèn)江市の広告會(huì)社経営者で省撮影家協(xié)會(huì)會(huì)員でもある陳聯(lián)軍(チェン?リエンジュン)氏。彼の會(huì)社で10年前に購入した素材畫像集の中にそっくりな寫真があることを同社職員が発見した。その“元”寫真は作者不明。素材畫像集そのものは、訪問販売で購入した「海賊版」であったという。この寫真を左右反転し、畫像加工ソフトを使って水面に鳥の寫真を散らすと、受賞作と瓜二つだ。

今年の全國撮影蕓術(shù)展覧では18萬點(diǎn)以上の作品が優(yōu)劣を競った。ドキュメンタリー、蕓術(shù)、コマーシャル、新人と4つの部門が設(shè)けられ、合わせて100點(diǎn)が金?銀?銅賞を受賞した。

前出の陳氏の報(bào)告を受け、鎮(zhèn)江市撮影家協(xié)會(huì)の王念約(ワン?ニエンユエ)副會(huì)長は、「確かに盜作の可能性がある」と認(rèn)めている。また、仮に問題の作品が既存作品の加工であったとしても、その既存作品そのものが作者自身の過去の作品である可能性も捨てきれず、詳細(xì)の調(diào)査が待たれている。

中國國內(nèi)の寫真コンテストでは、毎年のようにこうした問題作品が出現(xiàn)する。05年の第1回「國際報(bào)道寫真コンテスト」では受賞作「広場の鳩にワクチンを(広場鴿接種禽流感疫苗)」が、06年の中國國営テレビ局?中國中央電視臺(tái)(CCTV)主催「06年10大報(bào)道寫真」では「チベットカモシカ生存に10の難関―鉄道(蔵羚羊生命中的十道難関―鉄路関)」が、いずれもねつ造であることが指摘され、受賞取り消しとなっている。(翻訳?編集/愛玉)