2018年1月13日、4年前の3月に消息を絶ったマレーシア航空MH370便（ボーイング777?200型機(jī)）の捜索が17日からインド洋で再開される。マレーシア政府が米國の海洋探査會(huì)社と発見した場合に報(bào)酬を支払う條件で契約した。今度こそ「航空史上最大の謎」の解明につながるのか。

MH370便は14年3月8日午前0時(shí)41分（現(xiàn)地時(shí)間）、北京を目指してクアラルンプール國際空港を出発した。中國人153人を含む乗客?乗員239人が搭乗していた。同日午前1時(shí)すぎ、空域がマレーシアからベトナムに移る際、マレーシアの管制に「了解。お休み」と連絡(luò)したのが外部との最後の會(huì)話だった。

マレーシア當(dāng)局などによると、その後MH370便はなぜか反転し、マレー半島を橫切ってインド洋方面に向かい、機(jī)影が管制レーダーから消えた。通信サービス會(huì)社の衛(wèi)星が同機(jī)の微弱な信號(hào)をとらえていたことから、インド洋を南に飛んで行った可能性が高まり、オーストラリア西方の広大な海域でマレーシアをはじめ、日本、中國、米國などが加わった大規(guī)模な捜索活動(dòng)が展開された。

しかし、手がかりは全く得られないまま。機(jī)體未発見にもかかわらず、マレーシア政府は15年1月29日、「MH370便は消息を絶った後に墜落して搭乗者は全員死亡した」と正式発表した。捜索は昨年1月に打ち切られた。墜落原因に関しては「機(jī)長あるいは副操縦士の関與説」「ハイジャック説」「機(jī)體故障説」などが取り沙汰されているが、いずれも証拠はなく臆測の域を出ていない。

15年7月になってインド洋西部のフランス領(lǐng)レユニオン島の海岸に航空機(jī)のものとみられる長さ約2メートルの金屬製物體が漂著。歐米メディアなどは「仏検察當(dāng)局が詳しく調(diào)べた結(jié)果、主翼に取り付けるフラッペロンと呼ばれる裝置と判明し、裝置內(nèi)部に記載された番號(hào)がマレーシア機(jī)のものと一致した」と伝えた。アフリカ東部モザンビークの海岸で、ボーイング777型機(jī)の機(jī)體の一部とみられる殘骸が発見された、との報(bào)道もある。

今回契約したのは、海洋探査を手掛ける米企業(yè)オーシャン?インフィニティ。ロイター通信などによると、オーシャン?インフィニティはインド洋南部の2萬5000平方キロの海域を中心に捜索する。90日以內(nèi)に不明機(jī)の殘骸かフライトレコーダー、または両方を発見すれば、マレーシア政府が捜索範(fàn)囲に応じて2000萬ドル（約22億4000萬円）から7000萬ドル（約78億4000萬円）の報(bào)酬を支払うという。

マレーシアのリオウ運(yùn)輸相は「われわれが4年近く追い求めてきた答えを見つけ、この不幸な出來事に終止符を打つことを願(yuàn)っている」と強(qiáng)調(diào)。捜索でフライトレコーダーなどが発見されれば、行方不明になった原因の解明が進(jìn)む可能性があり、「21世紀(jì)のミステリー」解決に望みを託している。（編集/日向）