2010年8月15日、中國経営報(bào)は、メイドインチャイナ製品の米國など海外市場(chǎng)における直接販売の可能性について論じた。以下はその要旨。

【その他の寫真】

中國で製造されるバービー人形は、米國では10ドルの値がつけられて販売される。しかし、工場(chǎng)のある中國では1ドルの価値しか生み出さず、しかも生産過程で環(huán)境汚染や資源の浪費(fèi)は避けられない。米國は9ドルを儲(chǔ)けながら、汚染とも浪費(fèi)とも無縁だ。

「メイドインチャイナ革命」のキーワードは「価格決定権」だ。中國を世界各國と直接つなぐオンライン通信販売を手がける「中國アリババ」のサービスは、価格決定権を中國に取り戻す試みだとも言える。ハイアール、格力などなどメーカーの中には、ウォルマートなどの米販売大手を避けながら、米國內(nèi)のオンライン流通サービスに委託して、利益を最大化しようとする業(yè)者も出てきている。このモデルでは、中間の業(yè)者が介在しないため、中國のメーカーが直接価格を決定できる強(qiáng)みがある。

現(xiàn)実には、大部分のメーカーは海外での販売で苦戦している。海外ではウォルマートなど「低価格」を前面に出し小売市場(chǎng)を獨(dú)占する大手スーパーによって、中國労働者の血と汗の結(jié)晶である廉価製品が、安売りのシンボルとされている。しかし中國メーカーが価格決定権を握れば、価格競爭力を失わずに中國側(cè)の利益を最大化できる。そのため國內(nèi)企業(yè)がeBayやPay Palなどと提攜し、販売網(wǎng)構(gòu)築を目指す動(dòng)きが水面下で進(jìn)行しているという。（翻訳?編集/津野尾）