2010年8月18日、中國(guó)石油天然気(ペトロチャイナ)の吉林製油所の拡張事業(yè)が10月末に完了し、稼働する見(jiàn)通しが明らかになった。原油加工能力は250萬(wàn)トン増えて年1000萬(wàn)トンに達(dá)する。中國(guó)石油化工(シノペック)も傘下製油所の能力増強(qiáng)や新規(guī)稼働を年內(nèi)に予定しており、中國(guó)の2010年末の原油加工能力は計(jì)3000萬(wàn)トン増加する見(jiàn)通し。業(yè)界関係者の間ではガソリンと軽油の生産過(guò)剰の可能性について、見(jiàn)方が2つに分かれている。複數(shù)の中國(guó)メディアが伝えた。

中國(guó)石油規(guī)格総院は先ごろ、精製能力が3000萬(wàn)トン増えれば、石油製品に1500萬(wàn)トンの過(guò)剰が出るという概算を出した。ただ2010年の新車(chē)販売臺(tái)數(shù)について前年比20％の伸びが予測(cè)されている上、貿(mào)易活動(dòng)も回復(fù)していることから、過(guò)剰が起こっても規(guī)模は取り立てて大きくないという指摘もある。

中國(guó)の09年の石油製品消費(fèi)量は前年比0．9％増の2億700萬(wàn)トンだった。10年は前年比4％の伸びが予測(cè)されている。10年の國(guó)內(nèi)新車(chē)販売臺(tái)數(shù)を1500萬(wàn)臺(tái)、1臺(tái)當(dāng)たりのガソリン消費(fèi)を2トン、石油製品消費(fèi)の70％以上を自動(dòng)車(chē)市場(chǎng)で占めると仮定すると、新車(chē)販売に伴うガソリンと軽油に対する新規(guī)需要は4200萬(wàn)トンに達(dá)することになり「製油所の拡張はまだ必要」という結(jié)論も導(dǎo)き出される。

もっとも、ペトロチャイナとベネズエラとの合弁、ペトロチャイナとクウェートとの合弁など大型製油所の稼働が今後3?5年內(nèi)に予定されていることを考えると、自動(dòng)車(chē)消費(fèi)の減速や輸送業(yè)の不景気次第で、ガソリン?軽油の生産過(guò)剰が深刻になる可能性は排除できない。（翻訳?編集/東亜通信）