2010年8月15日、米華字メディア?僑報(bào)網(wǎng)は記事「國(guó)勢(shì)調(diào)査の正確性は至上命題だ」を掲載した。

【その他の寫真】

「國(guó)勢(shì)調(diào)査の成功には、まず戸籍の修正から始めよう」。そう大書された橫斷幕が北京市のあちこちに掲げられている。北京市は今月15日より入居登録調(diào)査を開始、全國(guó)に先駆けて第6回國(guó)勢(shì)調(diào)査のスタートを切った。

世界最多の人口を持つばかりか、世界最大の流動(dòng)人口を持つ中國(guó)では、國(guó)勢(shì)調(diào)査の正確性を擔(dān)保することはきわめて困難。10年に1度の調(diào)査には膨大な人的資源と財(cái)力が投じられてきた。しかし今回は10年前とは狀況が違う。流動(dòng)人口の増加、戸籍と住居地の不一致、一人っ子政策逃れの無戸籍児童などの問題が深刻化している。

また、市民の間には調(diào)査に協(xié)力したくないという心理もあるようだ。その理由は戸籍がさまざまな利益と結(jié)びついていることがある。年金から教育や醫(yī)療の社會(huì)福祉まで戸籍上の人數(shù)と結(jié)びついているため、「亡くなっても戸籍上は生存している」「生まれてきても戸籍は存在しない」といった奇妙な現(xiàn)象が生じている。

北京市政府は一人っ子政策逃れの子どもに合法的な戸籍を與えること、できるかぎり罰則を軽くすることを約束しているが、國(guó)勢(shì)調(diào)査を口実にこうした狀況を政府は把握しようとしているのではと懸念している人は多い。

國(guó)勢(shì)調(diào)査は國(guó)の人口統(tǒng)計(jì)の基礎(chǔ)となるもの。何よりも正確性が求められる。そのためには戸籍の把握と罰則と國(guó)勢(shì)調(diào)査を切り離し、國(guó)民を安心させることが重要だ。また一部の地方やグループによる、人口をごまかして利益を得ようとする違法行為に法的な罰則を與えることが重要となる。（翻訳?編集/KT）