2010年8月20日、青海省とチベット自治區(qū)にまたがる世界最大級の高原地帯?チベット高原の氷河が融けたことで、同地域の湖沼面積が拡大し牧草地が水沒している?？茖W(xué)時報が伝えた。

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中國地質(zhì)學(xué)院地質(zhì)力學(xué)研究所によると、2002年までは同地域の多くの場所で湖面は減少しつつあったが、その後突然、湖面の拡大が始まった。2006年に行われた調(diào)査では、4年前の調(diào)査で設(shè)営したテントが完全に水沒しており、湖の1つを測量したところ、水位が1．8mも上昇していることが判明。

ラサの北約100kmに位置するナム湖(ナムツォ)では、湖面が毎年2?3cmの速度で上昇を続けている。ナクチュ地區(qū)中西部の6つの県と區(qū)だけでも、10か所以上の湖沼面積が急速に拡大。16萬ムー（約106平方キロメートル）もの牧草地が水沒していることがわかった。

湖沼面積の拡大、水位上昇の原因として氷河の融解が大きく影響している。10年に0．26℃、世界平均を超える速度で溫暖化の進(jìn)む同地區(qū)では、氷河の融解水量が湖沼の蒸発水量を大きく上回っており、湖沼面積の拡大や水位の異常な上昇は、現(xiàn)地の牧畜業(yè)に影響を及ぼすともに、天然ダムの形成による洪水や土石流など、大規(guī)模な自然災(zāi)害を誘発する可能性があると、専門家は指摘している。（翻訳?編集/岡田）