トゥチャ族（土家族）

◆人口／人口は802萬8133人。

【その他の寫真】

◆地域／主に湖南、湖北、四川の3省が隣接している地區(qū)に集中して居住している。

◆言語／漢?チベット語系、チベット?ミャンマー語派に屬するトゥチャ語を使っている。南部と北部の2種類の方言がある。しかし現(xiàn)在では、長期にわたって漢民族とともに生活してきたため、ほとんどの人が漢語を使い、トゥチャ語を使う人でも漢語に通じている。

◆宗教／トゥチャ族の人たちは祖先を崇拝し、多くの神を信仰する。

◆歴史?文化／トゥチャ族は長い歴史を持つ民族で、その祖先は2000年前から現(xiàn)在の湖南省西部、湖北省西部一帯で生活し、その他の少數(shù)民族のように「武陵蠻」「五渓蠻」と軽蔑されていた。宋代以後「土丁」「土民」「土兵」などと呼ばれた。漢民族の人たち多數(shù)移住してきてからは、「トゥチャ」が民族の稱呼として現(xiàn)れた。トゥチャ族の人々は、自らのことを「地元の人」を意味する「ビツカ」と稱している。新中國成立後に行われた、民族識別作業(yè)では、長期にわたって承認されなかったトゥチャ族が単一の民族として認められ、1957年に湖南省西部トゥチャ族ミャオ族自治州、1983年には、湖北省西部トゥチャ族ミャオ族自治州が設(shè)置され、その後も、酉陽、秀山、石柱、長陽、五峰、印江、沿江など民族自治県が相次いで設(shè)立された。トゥチャ族の人たちは風(fēng)光明媚の地で暮らしており、武陵源は世界文化遺産に指定され、張家界は中國の初めての國家クラスの森林公園である。トゥチャ族は、漢民族の影響を強く受けて農(nóng)業(yè)が発達したため、経済の発展が速く、文化?教育が進んでいる。