2010年8月24日、経済発展が遅れている中國の西部地區(qū)を重點的に開発させる國家プロジェクト「西部大開発」が始まって今年でちょうど10年。経済成長が順調(diào)に進む陰で、生態(tài)環(huán)境の悪化が深刻化している。経済観察報が伝えた。

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甘粛省甘南チベット族自治州舟曲県で8日未明、大規(guī)模な土石流が発生し、1300人以上の尊い命が一瞬にして奪われた。地元當(dāng)局はその原因について、「100年に1度の集中豪雨による天災(zāi)」だと発表したが、実は「人災(zāi)」との聲が噴出している。同県を流れる長江の支流、白龍江に無數(shù)に建設(shè)された水力発電所、開発のための大規(guī)模な森林伐採など、今回の災(zāi)害を予測させる要因は5年前にすでに地元メディアによって指摘されていたのだ。北京大學(xué)中國地方政府研究院の彭真懐（ポン?ジェンホワイ）院長も、「西部地區(qū)で発生する自然災(zāi)害の大半は人災(zāi)だ」との見方を示す。

甘粛省には50?60年代から化學(xué)工場が集まるようになり、大気や河川の汚染が進んだ。同省社會科學(xué)院経済研究所の安江林（アン?ジアンリン）所長は「今後は軽工業(yè)やサービス業(yè)などを重點的に発展させるべき」と指摘。そうでなければ、自然災(zāi)害や大気汚染はますます深刻化するとの懸念を示した。（翻訳?編集/NN）