2010年9月5日、四川大地震を機(jī)に日本でも知られるようになった中國(guó)の「おから工程」（手抜き工事）。不動(dòng)産価格が上がる前に1日でも早く住宅を購(gòu)入したいが、慌てて安い住宅を買えば「おから工程」かもしれないと中國(guó)市民の悩みは切実だ。先日、陝西省西安市で新たな「おから工程」の手法であるダイエット鉄筋が発覚した。100か所近いマンションに建設(shè)一時(shí)中止が命じられるなど、波紋が広がっている。東北網(wǎng)が伝えた。

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先月、西安省工商局は鉄筋加工工場(chǎng)を検査、ダイエット鉄筋を発見した。ダイエット鉄筋とは規(guī)定の太さの鉄筋を引き延ばして長(zhǎng)くしたもの。直徑10ミリの鉄筋は1トンあたり1620メートルの長(zhǎng)さとなるが、直徑9ミリにまで「ダイエット」することで2000メートルの長(zhǎng)さになる。余分の鉄筋、この場(chǎng)合は約95キロになるが、この売卻益が工場(chǎng)と持ち込んだ業(yè)者の懐に入るという寸法だ。こうした違法加工を手がける工場(chǎng)は西安市だけで100か所近いという。

鉄筋をまっすぐにし、表面のさびを落とす目的での冷間圧延加工は中國(guó)でも認(rèn)められているが、10ミリの鉄筋の場(chǎng)合、最大4％までと定められている。これ以上の圧延は強(qiáng)度が保てなくなってしまうためだ。しかし摘発された工場(chǎng)では、6?8％、中には十?dāng)?shù)％も延長(zhǎng)させているケースがあった。こうして作られた「ダイエット鉄筋」は西安市だけで年1000トンにも達(dá)するという。

西安市政府はただちにマンション建設(shè)現(xiàn)場(chǎng)の検査を行った?，F(xiàn)在、同市には1000か所弱の建設(shè)現(xiàn)場(chǎng)があるが、その約10％がダイエット鉄筋を使用していたという。特に郊外のマンションで使用されているケースが多かった。西安市政府は徹底的な調(diào)査と関係者に厳罰を処す方針を発表している。（翻訳?編集/KT）