2010年9月6日、経済観察報(bào)は、大量に流通しているニセ物の影響で、中國(guó)市場(chǎng)でタイ香り米の売り上げが激減していると報(bào)じた。

【その他の寫真】

記事によると、中國(guó)におけるタイ香り米の販売量の70％以上を占める広東省深セン市では、ここ最近、売り上げが大きく落ちている。以前、タイ香り米を愛用していたある市民は「価格が高くなりすぎたことと、ブランドが多すぎて真?zhèn)韦闻袆eがつかないため、最近は中國(guó)國(guó)産米に切り替えた」と話す。こうした影響から、數(shù)年前には年間50萬?60萬トンあった同市のタイ香り米の販売量は、最近は10萬トン以下になってしまった。

販売量激減に大きく影響を與えているのがニセ物の流通量の多さだ。タイ在広州領(lǐng)事館の擔(dān)當(dāng)者は「中國(guó)市場(chǎng)で流通しているタイ香り米の90％以上がニセ物」と話す。

販売量の激減に危機(jī)感を強(qiáng)めたタイ側(cè)は、「多くのニセ製品の流通により、タイ米ブランドの品位に傷がつき、中國(guó)市場(chǎng)での売り上げに影響が生じた」として、中國(guó)の関連部門に頻繁にクレームを申し入れたり、タイ駐中國(guó)大使が中國(guó)政府に対し、タイ香り米の品質(zhì)管理と市場(chǎng)監(jiān)督強(qiáng)化についての協(xié)力を申し入れたりしているという。

雲(yún)南省社會(huì)科學(xué)院でタイの研究に従事している余海秋（ユー?ハイチウ）研究員は「タイ商務(wù)省はタイの駐中國(guó)大使館と協(xié)力し、中國(guó)市場(chǎng)におけるニセ物の流通狀況について徹底調(diào)査を行う準(zhǔn)備をしている」と語っている。

さらに、タイ米に揺さぶりをかけているのがベトナム米の存在だ。廉価で品質(zhì)の向上が著しく、タイ米輸出業(yè)協(xié)會(huì)(KRC)によると、2015年にはタイに代わり、ベトナムが世界一のコメ輸出國(guó)になる見込み。タイの民間総研カシコーン?リサーチ?センターによると、この2か月間、タイはコメの輸出量で初めてベトナムに首位を譲った。両國(guó)間では緊急にコメ価格協(xié)定を結(jié)ぶ動(dòng)きも出ているという。（翻訳?編集/HA）