2010年9月8日、中國河南省信陽市商城県で、今年夏に入り、ダニに咬まれて死亡した住民が複數(shù)発生し、住民がパニックになっていると中國政府系の中國網(wǎng)が伝えた。同県では昨年も同様の死亡例があったという。

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中國ではまだ病原體の分離に成功しておらず、伝染経路も不明。國外の研究結(jié)果によると、ダニが媒介するウイルスが人體の細(xì)胞內(nèi)に侵入し、血小板と白血球を激減させる。また、ウイルスは伝染性があるとみられる。

住民によると、商城県の各末端醫(yī)療機(jī)関は昨年からこれまで誤診を繰り返し、醫(yī)師らは伝染病予防法に定められた処置を怠っている。

信陽市と商城県政府の保健擔(dān)當(dāng)部門は、疑わしい病例の數(shù)や伝播の狀況について公表を避けている。住民は「情報(bào)を公開してこそ、パニックは止むのに」と話している。

犠牲者の1人の漢方醫(yī)師、呉徳政さん＝當(dāng)時(shí)（73）＝は、ベッドの中でけいれんを起こした。何かをつかむような動(dòng)作をしながら、心配する妻に「痛い、痛い」と叫び続けた。

呉さんは、高熱、喀血（かっけつ）、嘔吐（おうと）、下痢などの癥狀を示す一方、血小板などが急減。ダニに咬まれたことによる「発熱と血小板の減少に伴う合併癥」と診斷された。呉さんは6月11日、多臓器不全で死亡したが、息子が父親の苦しむ様子をビデオに撮影したという。

同県伏山郷南沖村の楊富主任によると、同県はダニの汚染地區(qū)で、全県で數(shù)百人が咬まれ、多數(shù)の死亡例がある。県疾病予防センターの余芳主任は「伝染病の狀況を公表する権限はセンターにはない」と述べ、死者數(shù)の公表を拒否した。（翻訳?編集/東亜通信）