2010年9月14日、民主黨代表選で菅直人首相が再選したニュースは中國國営の中央テレビ（CCTV）でも報じられた。就任わずか3か月の現(xiàn)職首相と政治とカネ問題を抱えた“大物”との一騎打ち。CCTV解説員はこれを「真の勝者のない対決」と論じた。以下はその概要。

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民主黨という不安定な船のかじ取りを誰がするのか、當然注目に値する問題だ。だが、代表選後の民主黨はどうなってしまうのか。菅首相が再選すれば、民主黨の分裂は避けられない。小沢一郎前幹事長が「小沢グループ」の150人を引き連れて離黨する可能性も否定できないだろう。これほど多くの國會議員を失っては、民主黨にとって大きな痛手である。執(zhí)政能力に影響が出るのは必至だ。

日本の政治の中樞で數(shù)十年も経験を積んできた小沢前幹事長の政治的な意思の強さ、判斷力、決斷力、執(zhí)行力はずば抜けている。協(xié)力?離反を繰り返す権謀術(shù)に関しては黨內(nèi)で右に出る者はいない。菅首相でさえもその実力を認めるほどだ。そのため、菅首相が再選されても彼の経済政策が國會で通る可能性は低下するだろう。これは日本経済の復(fù)興にとって決して良いニュースではない。

では、小沢前幹事長が當選したらどうか?？证椁С致实拖陇蚶碛嗓私馍⒕t選挙の前倒しを要求するだろうが、菅首相までもがわずか3か月で交代となれば民主黨に対する國民の信用はガタ落ちだ。両氏は「選挙後は団結(jié)する」と言っているが、黨內(nèi)外ではこれを疑問視する向きが多い。

かつて自民黨は福田康夫、麻生太郎…と短命政権が続いたことで國民の信頼を失い、09年夏、民主黨に與黨の座から引きずり降ろされた。だが、もしも民主黨が自民黨と同じ道を歩むようなことになれば、最終的には同じように有権者に見放されるだろう。結(jié)局、今回の代表選はどちらが勝っても「真の勝者」のない対決なのである。（翻訳?編集/NN）