2010年9月13日、シンガポール紙ザ?ストレーツ?タイムズは、記事「中國(guó)に『ゴム人間』の世代が出現(xiàn)」を掲載した。16日付で新華網(wǎng)が伝えた。以下はその要約。

【その他の寫真】

中國(guó)の小説家?王朔（ワン?シュオ）が86年に発表した「ゴム人間」で、主人公「我（私）」が、夢(mèng)もなく痛みも感じず趣味も知らない人間として描かれた。同小説と同世代の80年代生まれの若者たちの中に、「ゴム人間」が多く現(xiàn)れている。

不動(dòng)産仲介業(yè)者に勤めるトゥーさん（31歳）は、目覚めとともに疲れを感じ、重いからだを引きずって出勤する。會(huì)社ではコンピュータの前に9時(shí)間座りっぱなし、退社して北京市南部にある1LDKのマンションに帰宅後は、1人でテレビに釘付け、という毎日だ。

トゥーさんは以前ある多國(guó)籍企業(yè)で管理職についていた。意気込みにあふれていたが、仕事におわれて「その日暮らし」の生活を送っていた。もしかしたらそれが「ゴム人間」の兆候なのかもしれなかった。

ある雑誌が「ゴム人間」を特集した。その大部分はホワイトカラーに現(xiàn)われ、典型的な「癥狀」として、生活に対する感覚が麻痺し、無(wú)関心?無(wú)頓著になり、夢(mèng)もなければ趣味もなく、理想ももてないなどが挙げられる。痛みも感じなければ喜びも感じられない人間のことだ。

醫(yī)者、銀行員、教師、記者、交通警察、公務(wù)員、俳優(yōu)、タクシー運(yùn)転手などに多いという。1人で完結(jié)する孤獨(dú)な仕事にたずさわる人に多いとされる。長(zhǎng)時(shí)間勤務(wù)による過(guò)労、住宅ローンなどの経済的ストレス、社會(huì)の不公平感も原因だと人民日?qǐng)?bào)は指摘している。（翻訳?編集/津野尾）