2010年9月18日、北京晨報(bào)は、中國(guó)の東部沿海地域の工場(chǎng)では労働力不足が深刻で、労働コストも年に30％程度上昇している、と報(bào)じた。

【その他の寫(xiě)真】

新興市場(chǎng)の開(kāi)拓に成功したある文具工場(chǎng)では、前年に比べ受注が増加したにもかかわらず、利潤(rùn)率は1桁も落ち込んだという。「もちろん原材料価格が上昇をつづけていることも原因で、為替レートのリスクもある。しかし、昨年300萬(wàn)元（約3825萬(wàn)円）で十分だった人件費(fèi)が500萬(wàn)元（6374萬(wàn)円）にまで上がったらどうしようもない」と経営者は語(yǔ)る。

この業(yè)界では、年30％の労働コスト上昇は決して大げさな統(tǒng)計(jì)ではないという。経営者たちも、「給料を上げなければ人が來(lái)ない」と聲をそろえる。最近、ある求人広告が話題になった?！干b工員（夫婦）多數(shù)募集、エアコン付家族宿舎無(wú)料、3食＋夜食無(wú)料、月休4日程度」というものだ。製造業(yè)における労働力の爭(zhēng)奪戦は、全體の生産コストを押し上げている。

東部沿海地域と比べれば、中西部地域の狀況はまだ楽観的といえる。ある統(tǒng)計(jì)では、長(zhǎng)江デルタ地域では62．27％の企業(yè)が「技術(shù)系作業(yè)員の求人は困難」と答えているが、中西部ではその比率は25％にとどまっている。逆に、中西部の企業(yè)は高級(jí)管理職の求人が難しいという。

現(xiàn)実には多くの企業(yè)にとって、増大するコストを価格に転嫁するのは難しく、利潤(rùn)を圧縮するか、製品の差別化や生産効率の改善で調(diào)整するしかないという。中西部の都市への移転を考える輸出企業(yè)も多く出てきている。（翻訳?編集/津野尾）