Record China 2010年9月22日(水) 19時5分
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ブログ「Kinbricks Now」は、中國で間もなく販売されるiPhone4に関する記事を掲載した。予約販売は絶好調だが、代理店は早くも深刻な悩みに直面しているという。寫真は米國のアップルストア。
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2010年9月、レコードチャイナのライターによるブログ「Kinbricks Now」は、中國で間もなく販売されるiPhone4に関する記事を掲載した。予約販売は絶好調だが、代理店は早くも深刻な悩みに直面しているという。
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2010年9月17日、中國攜帯電話キャリアの中國聯(lián)合通信(チャイナ?ユニコム)は米アップル社製スマートフォン?iPhone4の予約を開始した。21日付財新網(wǎng)によると、すでに予約は12萬臺を突破。25日の発売までに20萬臺を突破する可能性が高く、在庫確保に追われるほど。早くも大ヒット商品となったiPhone4だが、中國聯(lián)合通信とアップル社の間には亀裂が生じているとも伝えられる。
世界的な大ヒット商品?iPhone。中國でも代理購入や並行輸入品などで100萬臺以上が売れる人気となった。しかし正式販売は遅れに遅れ、昨年10月、ようやくiPhone3GSが発売された。大ヒット間違いなしと見られたiPhoneだが、中國國內法が影響して無線LAN搭載無しの「劣化版」の発売だったこともあり、販売臺數(shù)は今年7月時點で70萬臺程度と予想を大きく下回る水準にとどまった。
新型のiPhone4もアンテナの接続不良問題などが世界的な騒ぎとなり、中國での販売に影響するのではとの懸念もあった。しかし、今回は中國獨自規(guī)格WAPIにも対応することで、無線LANを搭載した「完全版」となったこと、米國や日本で発売された6月から大きくは遅れず、輸入品がそう多くは出回っていなかったこともあり、予約から好調な売れ行きとなった。
しかし、予約販売の好調にもかかわらず、中國聯(lián)合通信には早くも暗雲(yún)がたれこめているという。20日、アップル社は中國聯(lián)合通信と同じく今月25日から中國のアップルストアで獨自にiPhone4を販売することを発表。中國聯(lián)合通信を通じて購入する場合には2年間の長期契約などが條件となるが、アップルストアで販売されるシムロック解除機にはそうした制限はない。それでいて価格は16GBで4999元(約6萬3300円)と、中國聯(lián)合通信の5880元(約7萬4500円、先払い通話料1981元を含む)よりも安い。他社の回線を使いたい、2G回線で利用したい、インターネットには無線LANでのみ接続するといった消費者にはアップルストアのほうがお得になる計算だ。
21日付京華時報は、中國聯(lián)合通信が提攜相手のアップルと正面を切って爭うことになると報じた。販売日をぶつけてきたこと、戦略的な価格設定など中國聯(lián)合通信からマーケットを奪おうというアップル社の意図が透けて見えるという。ある中國聯(lián)合通信の関係者は、「いろんな攜帯電話メーカーとつきあってきたが、アップルほどつきあいにくい會社はない」とこぼしていたという。(筆者:chinanews)
■中國在住経験を持つ翻訳者Chinanews氏は、ニュースサイト「Kinbricks Now」「21世紀中國ニュース」を運営。ネットの流行から社會事情、事件、スポーツ、蕓能など中國関連のトピックを幅広く紹介している。
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