2010年9月26日、中國商務(wù)部の陳徳銘（チェン?ダーミン）部長は、中國政府は日本向けレアアースの輸出禁止を命じていないと発言。一方で、企業(yè)の行為については「政府は干渉できない」とも含みを持たせている。27日、シンガポール華字紙?聯(lián)合早報が伝えた。

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尖閣諸島付近での日本巡視船と中國漁船の衝突事故以後、日中の対立は激化。日本メディアの報道によると、中國は日本向けレアアースの輸出を禁止したという。また上海や広州の稅関では日本企業(yè)の貨物検査が厳格化され、実質(zhì)的に日本向けレアアースの輸出に支障が生じているとも伝えられている。

香港?フェニックステレビの取材に答えた陳部長は「（レアアースの）輸出は禁止されていませんし、政府は関與していません。企業(yè)家たちが自分たちの感情と事情に従って行動しているのだと信じています」と発言。企業(yè)の自発的な活動ゆえに、世界貿(mào)易機(jī)関(WTO)の規(guī)則に違反していないと強(qiáng)調(diào)した。

中國のレアアース輸出量は世界の輸出量の97％と圧倒的なシェアを占めている。昨年、中國政府は輸出量制限を発表。2010年の輸出量は最大で3萬300トンと前年比40％減にすると通告した。輸出制限に各國は反発。今年8月の第3回日中ハイレベル経済対話でも、日本側(cè)は輸出制限緩和を求めていた。

一方で中國以外の國からレアアース調(diào)達(dá)を目指す動きも広がっている。今年7月、エネルギー政策の専門家であるマーク?ハンプリーズ氏は米議會に報告書を提出した。2009年時點(diǎn)で中國レアアース埋蔵量は3600tで世界の36％に相當(dāng)する。一方、産出量は12萬tと世界の97％を占めている。米國は13％、ロシアは19％などレアアースは各國に分布しているが、採掘コストの面で中國に太刀打ちできず、生産していないという。中國の輸出制限で採掘が再開される可能性もある。

また先日、ある中國メディアは、中國の輸出制限がレアアース不足を招いたとの批判は謝っていると批判。正確に言うならば、不足しているのは「レアアース」ではなく、「中國生産の安価なレアアース」だと指摘した。（翻訳?編集/KT）