「弱者」が追いやられる韓國社會、その背景にあるものとは?

Record China    2018年1月14日(日) 8時40分

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12日、韓國メディアは、韓國社會の「歪んだ怒り」が女性や子ども、障害者など弱者を追いやっているとし、その実態(tài)について報じた。資料寫真。

2018年1月12日、韓國日報は、韓國社會の「歪んだ怒り」が女性や子ども、障害者など弱者を追いやっているとし、その実態(tài)について報じた。

韓國では最近「ノーキッズゾーン」と呼ばれる子どもの來店を禁止する店舗が増えている。そのため、子どもを持つ母親らからは「普段から公共の場では(子どもの行動に)注意を払っているにもかかわらず、子どもを連れていける場所がない。子どもを育てること自體が罪なのか」など悲痛な聲が上がっているという。

また、障害者への風(fēng)當たりも厳しい。視覚障害1級のキムさんは最近、ソウル地下鉄のホームで道に迷ってしまい通行人とぶつかってしまったという。しかし相手は謝罪はおろか「目も見えないのに歩き回って」とキムさんの杖を放り投げたというのだ。キムさんは「日常生活でよくあること」と話す。

その他にも、性的少數(shù)者には「存在だけでわいせつ」というレッテルが貼られているという。00年に始まった性的少數(shù)者のイベント「クィア祭り」では、毎年反対団體の妨害に悩まされているそうだ。

これを受け、記事では「韓國社會の歪んだ怒りは特に弱者を追いやっている」と伝えている?!杆饯畏饯髩洹埂杆饯畏饯韦獬证盲皮い胜ぁ工趣いψ苑謩偈证市膜樯蓼欷颗辘赶訍櫋工藟滟|(zhì)、弱者であるほど強力に押しやり「排除すれば自分の権利や平和を守ることができる」という悪習(xí)性の対象が障害者や性的少數(shù)者、子どもなどに拡大しているというのだ。

その例として挙げられているのが「『ノーキッズゾーン』はあるも『ノー酔っ払いゾーン』はない」という現(xiàn)狀。迷惑行為はカフェで騒ぎ回る子ども、飲食店の椅子で赤ちゃんのオムツを交換する母親だけではない。これに劣らず「頼んだコーヒーと違う」と騒いだり、テーブルに吐いたりする酔っ払いもいる。それなのに「弱い」というだけで制限されるのは女性や子どもだけというのだ。

インターネット上ではさらに深刻な問題になっている。韓國刑事政策研究院がデータ分析専門の會社に依頼したところ、16年にインターネット掲示板などに寄せられた少數(shù)者への差別的表現(xiàn)は8萬1890件で、うち女性への嫌悪表現(xiàn)がが5萬1918件と最も多く、次いで性的少數(shù)者が2萬783件、障害者が6771件という結(jié)果になったとされる。

西江(ソガン)大學(xué)社會學(xué)科のチョン?サンジン教授は「嫌悪は怒りを自分より弱い人たちに排泄した結(jié)果と言える」とし、「競爭の激化により自分の地位や収入が不安定な狀況の下で、嫌悪を通じて自分の地位を守ろうとする傾向がある」と話す。慶熙(キョンヒ)大學(xué)英米文化専攻のイ?テククァン教授も「民主主義が進んで権威主義體系が崩れはじめ、これまで特権を享受していた人々の剝奪感が嫌悪になった」とし、その例として「就職や昇進などで剝奪感を感じた男性らが、その原因を社會の構(gòu)造ではなく目の前の女性にあると考えるようになった」と解釈している。

記事ではまた「弱者に対する怒りと嫌悪を『文化的コード』と解釈する見方もある」と伝えている。翰林(ハンリム)大學(xué)社會學(xué)科のシン?ギョンア教授は「不況や失業(yè)など、個人が経験する社會的危機を國が制度的に解決できない時、その社會は歴史的に作られてきた文化的コードにより弱者にその原因を回すことになる」とし、韓國社會について「文化的に家父長的で儒教的な文化的コードを持った韓國社會では、その傾向が女性や同性愛者、障害者に対する嫌悪として現(xiàn)れる」と説明?!父偁帳せ筏皮い毪韦怂激い浃辘浃猡皮胜筏胜い趣いι鐣违喋`ドに対する全般的な省察が必要」と警鐘を鳴らした。

これを受け、ネットユーザーからは男性を中心に2500件以上のコメントが寄せられている。しかし「インターネットではいい人ぶるけど、実際には自分勝手な人が多い」と共感を示すコメントは少なく、「差別は悪いと思うけど、子どもが來店禁止になったのは非常識な母親たちのせい。これが差別と言える?」「他はともかく、ノーキッズゾーンだけは理解できる」「我が子はかわいいだろうけど、他人にとっては迷惑」など特に「ノーキッズゾーン」に対する反論の聲が目立つ。どうやら「母親たちの蠻行」は度を超えたものであるようだ。

また「性的少數(shù)者が弱者?」「女性も弱者とはいえない。弱者という枠組みで甘い蜜にありつきたいだけ」との意見も。

そんな中、平和主義を掲げて「みんななんでそんなに怒ってるの?」「自分もまだまだだけど、お互いに被害を與えないようにしよう」「互いに思いやって暮らそう」と諭すユーザーも複數(shù)みられた。(翻訳?編集/松村)

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