2010年10月1日、中國(guó)のメディア関係者?陳冰（チェン?ビン）氏はブログに「中國(guó)の対日外交には長(zhǎng)期戦略が必要だ」と題した記事を掲載した。以下はその抄訳。

【その他の寫(xiě)真】

突然の日中対立に中國(guó)人は戸惑っているかもしれない。2006年の安倍晉三首相（當(dāng)時(shí)）の訪(fǎng)中以來(lái)、日中関係は好転してきたのではなかったのか。なぜ突然、日本は強(qiáng)硬手段に出たのか、と。

しかし「突然」に見(jiàn)える日中対立だが、事前にそのシグナルは発信されていた。韓國(guó)哨戒艦沈沒(méi)事故から東アジアではさまざまな問(wèn)題が相次ぎ、米韓合同軍事演習(xí)では中國(guó)の忍耐心が試されることとなった。すべては東アジアの構(gòu)造に変化が生じたことが原因だ。米國(guó)の介入は日本政府の立場(chǎng)を変えただけではなく、日中関係、中韓関係にも大きな影響を與えるものとなった。米國(guó)は2005年に軍事組織改革でアジアでのプレゼンスを高めるよう変化した。そして今年、「アジアへの帰還」戦略を鮮明にしている。

中國(guó)も黙っていたわけではない。過(guò)去10年、海軍力の増強(qiáng)に努め、陸上防衛(wèi)から海上防衛(wèi)へと戦略を強(qiáng)化している。しかし南シナ海と東シナ海のニ方面で同時(shí)に問(wèn)題を抱えることはできない。「遠(yuǎn)交近攻」的な離れた國(guó)と親密にし近い國(guó)には厳しい態(tài)度で臨む伝統(tǒng)的な外交を改めなければならない。

世界2位の経済大國(guó)の座を奪われるなど、中國(guó)の臺(tái)頭を目の當(dāng)たりにして、日本人には中國(guó)に負(fù)けてなるものかという心理が生まれているだろう。しかし一方で中國(guó)市場(chǎng)に依存しなければ日本経済はさらに落ち込む。こうした狀況で日本は米中の間で揺らぐ狀況が続いている。中國(guó)が必要なのはここ數(shù)年の「善意の外交」を続けることで、日本をして「米中の架け橋」にすること。決して「米國(guó)の先兵」としてはならない。

このように考えると、中國(guó)はより溫和な手段で日中の対立を解決することになるだろう。領(lǐng)土と主権は絶対に守らなければならないが、日本人に心の準(zhǔn)備をする時(shí)間を與えることが必要だ。（翻訳?編集/KT）