2010年9月27日、ロイターは「地域紛爭はアジア地域における中國の野心を試している」と題した記事を掲載した。10月1日、環(huán)球網(wǎng)が伝えた。以下はその抄訳。

【その他の寫真】

米國の衰退に伴い、アジア地域は中國が強(qiáng)大化し自信をつけ、さらには覇権國になろうかとする未來に対応する努力を続けている。アジアにとって変化への対応は長く厳しい道となるだろう。日本巡視船と中國漁船の衝突が発端となった日中対立は、中國政府の過剰な自信に地域內(nèi)の他國が従うのかを計(jì)る絶好の試金石となった。

中國の強(qiáng)硬な外交的姿勢に周辺國では緊張と不安が広がっている。はたして中國政府はどのような意図を持っているのか。ジョンズ?ホプキンス大學(xué)高等國際問題研究大學(xué)院中國プロジェクトのデビッド?ランプトン教授は「中國が意図を明らかにしないのは、國內(nèi)で議論があるため。つまり中國はどれだけ強(qiáng)大になったのか、新たに得た実力をどのように使うべきなのか、國際活動(dòng)への積極的な參加にはどのようなリスクが伴うのかなどが分かっていないのだ」と指摘する。

また、一部の隣國は米國と接近して中國とのバランスを図るケースが増えるだろう。ワシントン戦略國際問題研究所（CSIS）のボニー?グレイザー氏は、米國と協(xié)調(diào)したアジア諸國との対立を経て、中國は最後には譲歩すると予想している。グレイザー氏によると、中國は一連のミスを重ねた後、最終的には今ほどの自信を持たなくなるとオバマ政権も考えているという。

中國の臺(tái)頭に対して隣國が見せる反応に、中國政府も緊張している。アジア諸國から見れば、中國は勢い盛んな隣人だが、中國政府の一部は嫉妬に狂う地域のライバルが米國と手を組んで包囲していると考えている。

日増しに高まる実力を無害なものとして地域経済結(jié)合をリードする。中國はまだこうした外交政策的枠組を作り上げられずにいる。この枠組が完成するまで、中國と隣國の間には多くの問題が起き続けることだろう。（翻訳?編集/KT）