今度は「硫黃ショウガ」、中國人の食卓が「化學工場」でなくなるのはいつ?―中國メディア

Record China    2010年10月5日(火) 8時48分

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1日、陝西省西安市で発覚した「硫黃ショウガ」事件を受け、湖南省のニュースサイトは「中國人の食卓はいつになったら『化學工場』ではなくなるのか」と報じた。寫真は中國各地の自由市場で売られているショウガ。

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2010年10月1日、陝西省西安市で発覚した「硫黃ショウガ」事件を受け、湖南省のニュースサイト?紅網(wǎng)は「中國人の食卓はいつになったら『化學工場』ではなくなるのか」と報じた。

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「硫黃ショウガ」とは工業(yè)用硫黃で燻蒸(くんじょう)したショウガのこと。茶色くしなびたショウガを「硫黃処理」し、つやつやの黃色に早変わりさせ、新鮮なショウガとして高く売りさばくというもの。西安市では自由市場で売られていたショウガの約60%がこの「硫黃ショウガ」であることが発覚し、世間に衝撃を與えた。硫黃ショウガを長期間食べ続けると胃腸や肝臓に深刻なダメージを引き起こすという。

中國ではこれ以前にも、下水道からすくいあげた油が食用として販売されていた事件、北京ダックを作る際に生じた廃油(発がん性あり)がやはり食用として販売されていた事件、ザリガニを食べた人が橫紋筋融解癥を発癥した事件など、食の安全が脅かされる事件が多発。記事は自嘲気味に「悪徳商人のせいで中國人の胃袋は『化學工場』と化しつつある」と指摘した。

中國では2004年から「食品安全法」の制定準備が始まり、2009年6月から施行されているが、それでも食の安全を脅かす事件は後を絶たない。記事は、「有毒食品」が市場から一向に消え去らない原因は當局の怠慢のほか、罰則制度が生ぬるいせいであると指摘した。

例えば、多數(shù)の乳幼児に被害が及んだメラミン入り粉ミルク事件のような大きな事件ではメーカー上層部に厳罰が下ったが、「硫黃ショウガ」のように人體への被害が目に見えにくいものに関しては厳罰に処される心配はない。記事は、「こうした悪徳商人を震え上がらせるような厳しい罰則を設(shè)けなければ今後も似たような事件はなくならない」と警鐘を鳴らしている。(翻訳?編集/NN)

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