2010年10月5日、中國人が海外ツアーに參加する際、旅行會社から求められる多額の保証金。そのずさんな管理が問題視されている。広州日報(bào)が伝えた。

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國慶節(jié)（建國記念日）の連休を日本で過ごそうとツアーに申し込んだ鄭さん一家は、旅行會社から1人5萬元（約62萬円）の保証金を要求された。日本での「失蹤」を防ぐためだ。3人で計(jì)15萬元（約186萬円）。それほどの大金がすぐに用意できるはずもなく、鄭さんは株を売り払って何とか工面した。帰國後は全額返すとのことだったが、「これほどの大金を旅行會社は責(zé)任もって管理しているのか」と心配でたまらない。

國家観光局の推計(jì)によると、2010年の中國人の海外旅行者數(shù)は延べ5200萬人。そのうち香港、マカオ行きの観光客と旅行會社のVIPを除けば、少なくとも延べ2000萬人が保証金を払っていることになる。1人5萬元で計(jì)算すれば、年間総額は1兆元（約12兆4000億円）に上る。

旅行會社が求める保証金の額は目的地によって異なり、指定の口座に振り込ませる場合もあれば、現(xiàn)金で支払わせるところもある。いずれもそれら大金をどのように管理しているのか不透明なため、客側(cè)は支払ったが最後、戻って來るまでは戦々恐々としながら待つしかない。実際、先日も旅行會社の営業(yè)部長が20萬元（約250萬円）以上の保証金を持ち逃げするという事件があったばかりだ。（翻訳?編集/NN）