2010年10月6日、新華網(wǎng)は記事「対外貿(mào)易の成長回復(fù)、中國は慎重な態(tài)度」を掲載した。以下はその抄訳。

【その他の寫真】

2009年、世界の輸出に占める中國のシェアは9．6％に上昇。ドイツを抜き世界一となった。しかしこの栄冠は國際金融危機(jī)を背景としたものにすぎない。中國の輸出総額は2009年、前年比13．9％減と大きく落ち込んだ。ここ11年間で初のマイナス成長、1978年の改革開放以來最大の下げ幅を記録した。

2010年に入り、中國の輸出入は上昇へと転じた。上半期の対外貿(mào)易総額は前年同期比43．1％増と予想を上回る成長を続けている。しかし、中國商務(wù)部の姚堅(jiān)（ヤオ?ジエン）報(bào)道官は、「下半期の狀況は楽観視できるものではない」と釘を刺す。中國商務(wù)部の陳徳銘（チェン?ダーミン）部長も、「対外貿(mào)易回復(fù)に向けた好転への期待は慎むべきだ」と繰り返し表明している。

金融危機(jī)後、中國の対米?対日輸出は減少。一方でASEAN、南アフリカ、ロシア、ブラジルなど新興経済體への輸出が増加している。輸出先の多様化は中國の努力のたまもので、先進(jìn)國市場への依存を弱めるものとなった。今年4月、中國商務(wù)部の鐘山（ジョン?シャン）副部長は、「金融危機(jī)は貿(mào)易にとって打撃となったが、貿(mào)易モデルの改善は中國の戦略目標(biāo)を後押しするものになった」と発言している。（翻訳?編集/KT）