イトーヨーカ堂、中國(guó)で苦境を脫せるか―中國(guó)紙

人民網(wǎng)日本語(yǔ)版    2018年1月13日(土) 16時(shí)0分

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北京市場(chǎng)でECの攻撃を受けて次々閉店に追い込まれたイトーヨーカ堂だが、南方市場(chǎng)では主體的に苦境を脫する動(dòng)きをみせ始めている。

北京市場(chǎng)でECの攻撃を受けて次々閉店に追い込まれたイトーヨーカ堂だが、南方市場(chǎng)では主體的に苦境を脫する動(dòng)きをみせ始めている。成都イトーヨーカ堂は1月1日、伊藤EC微信商城のオンライン公開(kāi)テストを発表すると同時(shí)に、伊藤ECのサイトとアプリケーション端末も內(nèi)部テストの段階に入ったが、まだ公開(kāi)はしないことを明らかにした。注目すべきは、過(guò)去2年間に、ヨーカ堂は北京に配置した店舗を相次いで閉鎖し、現(xiàn)在は亜運(yùn)村の1店舗が殘っているだけで、成都でのECバージョンアップの取り組みがヨーカ堂ブランドの北京での発展にとって參考になるかどうかは未知數(shù)だということだ?!副本┥虉?bào)」が伝えた。

中國(guó)市場(chǎng)をじっくり開(kāi)拓して20年あまりになるヨーカ堂は今、オンラインルートのバージョンアップを加速させている。成都ヨーカ堂傘下の伊藤ECが発表した公式微信によると、1月1日から、伊藤EC微信商城がオンライン公開(kāi)テストを正式にスタートした。伊藤ECの微信端末インターフェースによると、伊藤ECでは商品が特色館、食品館、生鮮館など7つのブロックに分類され、品揃えはフレッシュな野菜や果物、乳製品やアルコール、穀物?油脂?調(diào)味料、衛(wèi)生用品、日用品などを網(wǎng)羅するという。

伊藤ECは成都イトーヨーカ堂を後ろ盾としているが、テスト期間中に微信商城が消費(fèi)者に提供できる商品には制限があり、オフライン店舗と比較することはできない。伊藤ECの顧客サービス擔(dān)當(dāng)者によれば、現(xiàn)時(shí)點(diǎn)で微信商城が取り扱う商品は300品目を超えるという。

成都は伊藤ヨーカ堂が1997年に初めて中國(guó)市場(chǎng)に進(jìn)出した際、一番目に店舗を設(shè)立した都市で、今回のネット展開(kāi)での配達(dá)範(fàn)囲も成都市場(chǎng)に限られる。移動(dòng)EC公式サイトの配達(dá)情報(bào)を見(jiàn)ると、配達(dá)區(qū)域は成都の中心エリア5區(qū)とそれ以外の15區(qū)に限られ、他都市はカバーしていない。同顧客サービス擔(dān)當(dāng)者はこのことについて、「配達(dá)する商品は成都にある倉(cāng)庫(kù)から発送するので、中心エリアは現(xiàn)地の物流サービスの『エクスプレス』配達(dá)を利用でき、やや遠(yuǎn)いエリアはEMS(スピード配達(dá))になる」と説明する。

実は成都ヨーカ堂のネット展開(kāi)は今回が初めてではない。公開(kāi)された資料によると、2009年にオンライン業(yè)務(wù)を開(kāi)通し、16年10月にEC事業(yè)に著手し、17年8月はEC事業(yè)子會(huì)社が誕生した。伊藤ECの前身は伊藤ネットワークスーパーで、これは17年11月14日に営業(yè)を停止して、バージョンアップすることを発表した。

▽中國(guó)での経営は南熱北冷

ヨーカ堂は成都市場(chǎng)での「領(lǐng)土拡大」とは裏腹に、北京では冷え込んで発展していない。ヨーカ堂は97年に中國(guó)に進(jìn)出した際、成都と北京にそれぞれ合弁方式で企業(yè)を設(shè)立して店舗を開(kāi)設(shè)した。だが北京の店舗は経営が思わしくなく、賃貸契約が期限を迎えたことなどもあり、ほぼ全滅狀態(tài)になった。一方、成都には6店舗を設(shè)けており、昨年1月には成都市から飛び出して眉山市にも店舗を開(kāi)設(shè)した。

不動(dòng)産賃貸料の値上がりと激しい競(jìng)爭(zhēng)がヨーカ堂の北京市場(chǎng)からの敗走の原因と考えられる。中購(gòu)聯(lián)ショッピングセンター発展委員會(huì)の郭増利委員長(zhǎng)は、「伊藤ヨーカ堂の成都市場(chǎng)と北京市場(chǎng)への進(jìn)出に時(shí)間的な開(kāi)きはそれほどないが、両地域のビジネス発展?fàn)顩rの水準(zhǔn)は同じではなかった。成都では市場(chǎng)をリードするチャンスを明らかにつかみ、店舗の立地選定でも地理的な優(yōu)位性を備えることができた。一方、北京市場(chǎng)では、ライバルの隙間を縫う形で立地を選定しなければならなかった。北京はビジネス上のライバルが相対的に強(qiáng)く、大きく、そして多い。運(yùn)営チームをみると、伊藤ヨーカ堂中國(guó)事業(yè)部長(zhǎng)の三枝富博氏が率いる成都チームは北京市場(chǎng)の管理チームより専門性が高く、資源の調(diào)達(dá)配分でもより優(yōu)れていた。このことがヨーカ堂の成都地域での長(zhǎng)年にわたるトップ企業(yè)としての地位固めにつながった」と述べた。

注視されるのは、このたびのヨーカ堂のEC事業(yè)は成都市だけで開(kāi)設(shè)されるということで、北京の店舗はまだECプラットフォームに接続していない。郭委員長(zhǎng)によると、「ヨーカ堂が成都市で積み上げたフロー資源はEC方面での新たな展開(kāi)を十分に支えることができ、オンラインルートを増やすことで大勢(shì)の會(huì)員により多くのサービスと選択肢を提供することになる。北京の店舗はフローの窓口が非常に小さく、會(huì)員數(shù)も少なく、EC発展の基礎(chǔ)となる原動(dòng)力が備わっていない」という。

▽B2Cモデルの成否を論じるのは難しい

バージョンアップ後の伊藤ECの業(yè)務(wù)では、従來(lái)のスーパーで用いられてきたB2C(企業(yè)?一般消費(fèi)者間取引)のモデルが採(cǎi)用された。伊藤EC微信商城が提供するサービスをみると、Cにあたる消費(fèi)者には「當(dāng)日配達(dá)」や「翌日配達(dá)」といったサービスを提供するとしており、これは新たにネットスーパー市場(chǎng)に進(jìn)出した新小売の生鮮スーパーの多くが3キロメートル圏內(nèi)なら30分以內(nèi)に配達(dá)するサービスを提供しているのに比べ、やや遅い感じがする。

中國(guó)社會(huì)科學(xué)院財(cái)経戦略研究院インターネット経済研究室の李勇堅(jiān)室長(zhǎng)は、「従來(lái)の小売企業(yè)はECに対する反応が遅すぎて、ECの育成期を見(jiàn)逃してしまった?,F(xiàn)在のネット小売市場(chǎng)はすでにいくつかの総合型ECプラットフォームに獨(dú)占されており、自前でEC環(huán)境を構(gòu)築すればトラフィック獲得コストが高くつき、開(kāi)拓できる市場(chǎng)空間にはおのずと限界がある」との見(jiàn)方を示す。

郭委員長(zhǎng)は、「従來(lái)のスーパーにとってECはサービスや機(jī)能の延長(zhǎng)であり、目的は販売ルートを増やすことで、従來(lái)のスーパーの収益モデルに取って代わる新たなルートを構(gòu)築することではない。オンラインとオフラインの両ルートは従來(lái)のスーパーにとってサービス提供の2つの足場(chǎng)だ。従來(lái)のスーパーが限定された都市內(nèi)でのEC業(yè)務(wù)に沒(méi)頭することのデメリットは明らかであり、將來(lái)のオンライン業(yè)務(wù)の努力の方向性は自社製品で品揃えを差別化して優(yōu)位性を獲得することが中心になり、また実店舗へのサービス拡大に集中するになる」と述べた。(提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?編集KS)

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