2010年10月7日、気象専門(mén)家は、太平洋赤道域東部の水溫が平年より低くなるラニーニャ現(xiàn)象の影響で、今年の冬の歐州地區(qū)は“1000年に一度”の厳しい寒さに襲われる可能性があり、その影響は中國(guó)などアジア各國(guó)にもおよぶだろうと予測(cè)している。揚(yáng)子晩報(bào)が伝えた。

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北半球各國(guó)では今夏、まれに見(jiàn)る高溫を記録し、米國(guó)東部、歐州からアジアにかけての一部では130年ぶりの猛暑となった。しかし、今年の冬は一変して厳しい寒さに見(jiàn)舞われる可能性が高い。気象専門(mén)家は「ラニーニャ現(xiàn)象の影響で北半球、特に歐州各國(guó)は1000年に一度の厳しい寒さに襲われ、中國(guó)などアジア各國(guó)もその影響を免れないだろう」と予測(cè)している。

予想される各國(guó)の狀況は次の通り。

◎カナダ

今秋すでに平年より気溫が低くなっており、カナダ政府は一部地域で小麥や菜種の収穫が20％程度落ち込むと予想している。ロシアでは山火事の影響によって小麥収穫量が減少、オーストラリアでも小麥輸出量が減少しており、世界の穀物価格に影響を與える可能性が高い。

◎英國(guó)

昨年、過(guò)去31年間で最も寒さの厳しい冬を経験した英國(guó)は、今年も豪雪や暴風(fēng)など厳寒に見(jiàn)舞われる可能性が高い。英國(guó)気象庁は今年9月25日、「スコットランドで9月としては過(guò)去約30年間の最低気溫、?4．4℃を記録した」と発表した。

◎ロシア

ロシア中部の一部地域では、すでに例年を下回る気溫を観測(cè)している。ロシア気象庁は、最も気溫が低くなるのは來(lái)年の1月ごろで、?25℃程度になると予想している。

◎中國(guó)

中國(guó)の華北、東北地區(qū)の最近の気溫はすでに平年より低くなっている。中央気象臺(tái)の発表によると、9月下旬に中國(guó)西北地區(qū)東部、華北?東北地區(qū)などで寒気が活発化し、平均気溫が平年より1?2℃低くなった。特に內(nèi)モンゴル自治區(qū)東北部、黒龍江省北部の一部では平年より3℃低かったという。08年の舊正月、中國(guó)南部を襲った大雪被害は、ラニーニャ現(xiàn)象と密接な関係があったとされており、今年も再びラニーニャ現(xiàn)象が確認(rèn)されていることからその影響に注目が集まっている。（翻訳?編集/HA）