2010年10月10日、このほど中國教育部が明らかにしたところによると、中國政府は今後、教育改革モデル校として職業(yè)高等學(xué)校1000校などを建設(shè)し、経済と社會の発展に寄與させる。中國青年報が伝えた。

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記事によると、これは「十一五（第11次5カ年計畫）」による職業(yè)教育の発展目標(biāo)で、100億元（約1230億円）を投入し、職業(yè)高等學(xué)校1000校と職業(yè)技術(shù)専門學(xué)校100校を建設(shè)する。これ以外に5億元（約61億5000萬円）の予算を、教員確保のために割り當(dāng)てるという。中國では、職業(yè)教育は9年制義務(wù)教育、高等教育と並んで、國家3大教育戦略の1つと位置づけられており、今回の「十一五」でも明記された。

統(tǒng)計によると、05年の時點で中國の職業(yè)高等學(xué)校は1萬1611校、募集人員は537萬2900人。3年後の08年には1萬4767校、募集人員も810萬人に増加、在籍生徒數(shù)は2056萬人となっている。職業(yè)高等學(xué)校と普通高等學(xué)校（日本の教育制度における高校の普通科にあたる）の教育規(guī)模は、ほぼ等しいという。

政府が職業(yè)教育に力を入れる背景には、企業(yè)における技術(shù)系の人材の需要が急増しており、多くの企業(yè)が人材不足に直面していることもある、と記事は指摘。金融危機下の08年と09年、職業(yè)高校の就職率はそれぞれ95．77％と95．99％で、低下は見られなかったという。中央政府による出資のほかに、各地方政府も職業(yè)高校で學(xué)ぶ學(xué)生への奨學(xué)金などを充実させていくとみられる。（翻訳?編集/津野尾）