2010年10月12日、中國の殘留農(nóng)薬検査項目は世界最低の807件で、農(nóng)薬の過剰使用による健康被害が深刻化していると中國メディア?網(wǎng)易が伝えた。

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中國農(nóng)業(yè)部農(nóng)薬検定研究所の宋穏成（ソン?ウェンチョン）博士は、殘留農(nóng)薬問題について、中國は法の未整備、技術(shù)研究の遅れなど問題が多いと指摘。健全な殘留農(nóng)薬基準の策定が中國の食料安全にとって喫緊の課題だと指摘した。

農(nóng)薬の使用が中國にもたらした恩恵は大きい。1990年代以來、農(nóng)薬の使用により3億ヘクタールを超える農(nóng)地の害蟲駆除に成功した。それによって回避された穀物の損失は5400萬トン。2億7000萬人の食料1年分に相當する。一方で農(nóng)薬の使用が増え続ける中、誤って大量の農(nóng)薬を使ってしまい健康問題を引き起こす事件が増えている。

中國も現(xiàn)在、殘留農(nóng)薬の取り締まりを強化しており、一部農(nóng)薬の基準は先進國以上に厳格だ。例えばメタミドホスは、米國は1kgあたり1mg以下、歐州は1kgあたり0．1mg以下との基準があるが、中國は完全にゼロにすることを求めている。

しかし問題は検査項目の少なさ。歐州が14萬5000件、米國が1萬件余り、日本が5萬件余りを調(diào)べるのに対し、中國の検査項目はわずか807件しかないという。中國農(nóng)業(yè)部農(nóng)薬検定研究所の葉紀明（イエ?ジーミン）副所長は今後3年以內(nèi)に7000件前後にまで拡大する意向を示している。（翻訳?編集/KT）