2010年10月、レコードチャイナのライターによるブログ「Kinbricks Now」によると、中國政府が「農(nóng)場(chǎng)系ソーシャルゲーム」の禁止に乗り出すとのうわさが広がっている。政府の規(guī)制に反発する人も多い一方で、なぜか取り締まりを歓迎する聲も多いという。

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日本でも人気のソーシャルゲーム。その火付け役となった「農(nóng)場(chǎng)系ゲーム」が、中國政府により禁止されるとの情報(bào)が流れている。

ソーシャルゲームとは、ソーシャルネットワーキングサービスで提供されるゲームを指す。友人と助け合ったり、競(jìng)爭(zhēng)したり、コミュニケーションをとりながら遊ぶことができ、シンプルなゲームが多いながらも、大人気となったゲームも少なくない。その火付け役となったのが「農(nóng)場(chǎng)系ゲーム」。自分の農(nóng)場(chǎng)で作物を育てながら、友人の農(nóng)場(chǎng)の害蟲をとったり、あるいは収穫物を盜んだりもしてしまう。

13日付楚天都市報(bào)によると、うわさの発端となったのは12日付西部商報(bào)の短い記事。ゲームにはまった女性が本當(dāng)に野菜泥棒を試し逮捕されたが、中國文化部文化市場(chǎng)課は取材に答え、「野菜を盜む」機(jī)能の取り消しや改善を求める意向を示したというもの。これが拡大解釈されて、「農(nóng)場(chǎng)系ゲーム」の禁止という話になったようだ。

興味深いのは、政府の規(guī)制に反対する聲がある一方で、賛成するネットユーザーも少なくないこと。13日付捜狐網(wǎng)は、街頭とネットで100人にアンケートをとったところ、過半數(shù)が取り締まりを支持したという。もともとゲーム內(nèi)とはいえ、「盜み」はよくないとの批判もあり、あるゲームでは「盜みました」というメッセージを「収穫しました」「摘みました」と変更したほど。こうした道徳面からの批判は根強(qiáng)い。

そして、もう一つ、「農(nóng)場(chǎng)系ゲームに疲れた」という聲もある。友人と一緒に楽しめるのがソーシャルゲームの魅力だが、一方で友人と協(xié)力しなければ好成績(jī)を挙げることができないため、「もうやめたいけど友達(dá)に迷惑がかかるから」とやめ時(shí)を見失ってしまうケースも少なくない?！刚?guī)制してくれたら、ゲームをやめられる」と喜んだユーザーもいるようだ。（筆者：chinanews）

■中國在住経験を持つ翻訳者Chinanews氏は、ニュースサイト「Kinbricks Now」を運(yùn)営。ネットの流行から社會(huì)事情、事件、スポーツ、蕓能など中國関連のトピックを幅広く紹介している。