2010年10月11日、中國の造船量がまもなく世界一になる見込みだ。経済危機の煽りを受け各國が設備投資を減らす中、中國は大規(guī)模な設備投資を行い造船能力をアップさせるという手法で新規(guī)受注を増やした。韓國メディア?朝鮮日報の報道をもとに環(huán)球網が伝えた。

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08?09年にかけての金融危機下、全世界の受注が8割減という狀況にあっても、中國造船業(yè)の三大拠點?広州、上海、大連の造船企業(yè)はそろって大規(guī)模な拡張を行っている。中國船舶重工集団公司（CSIC）は、天津と大連に新たな造船所を作り、造船能力をそれまでの900萬トンから1100萬トンに増やすことを目標としている。また、珠江にある広州造船廠も、造船能力を200萬トンから300萬トンに上げるなどしている。

この手法は70年代半ばに韓國の造船企業(yè)が採用した手法だ。當時、ヒュンダイ重工、大宇造船海洋はそろって世界最大規(guī)模の造船所を建設。その後サムスン重工は全長640mにも及ぶ世界最長船を製造して市場に毆りこみをかけた。30年に及ぶ猛追の結果、韓國は03年、ついに日本を追い抜いて世界トップの造船大國に躍り出た。

中國の造船會社は今回、韓國の成功事例をモデルにしただけでなく、政府の強力な後ろ盾も得ている。中國政府が潤沢な外貨準備高を武器に、外國企業(yè)に破格のローンを提供したことも強みとなり、急成長に一役買うこととなった。

中國と韓國は昨年8月、イラン國営タンカー會社（NITC）からの大型タンカー12艘の新規(guī)受注を巡って爭いを繰り広げている。最終的には中國國営銀行より船舶価格の90％の融資を受けいれることを條件に、中國船舶工業(yè)集団公司（CSSC）と中國船舶重工集団公司（CSIC）がそれぞれ6艘ずつ受注を得ることとなった。

韓國産業(yè)研究所の洪性仁（ホン?ソンイン）研究員は、「中國が受注を増やし、造船経験を積み重ねていけば、技術的な面においても中國は予想よりも早く韓國を追い抜くだろう」とコメントしている。（翻訳?編集/八木）