2010年10月13日、中國(guó)周刊に中國(guó)社會(huì)科學(xué)院米國(guó)研究所の張國(guó)慶（ジャン?グオチン）研究員による「米中越の複雑な三角関係、米越の接近は非常に微妙」と題した記事が掲載された。近年、米國(guó)とベトナムの関係が深まっているが、影響力を増す中國(guó)の存在が情況を複雑にしていると指摘した。

【その他の寫真】

米クリントン政権が1996年に対ベトナム禁輸政策を解禁して以來、両國(guó)間の関係は修復(fù)に向かい、西側(cè)諸國(guó)による経済支援も再開。冷戦後、米國(guó)は中國(guó)を潛在的な脅威と見なし、経済的にも軍事的にもベトナムを積極的に支援する政策を続けてきた。また、中國(guó)との関係も改善され、両國(guó)間でベトナムは比較的安定した成長(zhǎng)を遂げてきた。

しかしその一方で、ベトナムが米中間で爭(zhēng)點(diǎn)となる可能性を懸念する聲もベトナム國(guó)內(nèi)に存在する。國(guó)力の劣るベトナムにとって身近な大國(guó)である中國(guó)を刺激するのは避けたいとの考えもあり、遠(yuǎn)く離れた米國(guó)に過度に依存することは危険だという意見もある。また、米國(guó)は常に利益を最優(yōu)先するため、イラクのようにいつ切り捨てられるかわからないという不安も存在している。

かつてベトナムのファム?バン?チャ元國(guó)防相が「天國(guó)は遠(yuǎn)いが、中國(guó)は近い」と言及したように、ベトナムは今後の身の振り方を慎重に選択する必要に迫られていると記事は指摘している。（翻訳?編集/岡田）