2010年9月に発生した漁船衝突事件に端を発した尖閣諸島をめぐる中國との対立により多くの劇的な変化が日中間に生じた?！溉毡救摔摔趣盲皮谓逃?xùn)」という視點(diǎn)からシンプルに考察した。

【その他の寫真】

実は、一連の出來事の中で一番驚いたのは那覇地検次席による中國漁船船長釈放時(shí)の発表コメントだった。中國の態(tài)度の悪さが目に付いたが逆にそれによってあぶり出されたのは、前回觸れた外務(wù)省も含め日本の急所だった。

政治家ならいざ知らず、一體いつから日本の検察當(dāng)局は外交的な配慮から國內(nèi)法を平気で曲げ、それを何のてらいもなく公式発表できるようになったのだろう。

前の原稿でも觸れたように、外務(wù)省もよく平気で聞いていたと思う。

実際には政治的な判斷を押しつけられたことに対する自己弁護(hù)としてコメントしたように雑誌などの解説は変に検察に同情的に流れているが、もし政治判斷を押し付けられたとしても、公式には余計(jì)な説明をつけずに「取り調(diào)べが一段落したので処分保留で釈放する」とだけ発表すれば足りた。

政権奪取後に中央官庁において次官など役人による対外広報(bào)を締め付けた民主黨がよく放置していると呆れる。

國會(huì)に那覇地検次席や最高検トップを呼ぶ動(dòng)きもあるが、ぜひ徹底的にやってほしい。國民は、あの“検察による余分なコメント”に大いなる疑問を抱いている。この疑問に、検察関係者は國會(huì)などの場で答えていく必要があるだろう。

ちょうど同時(shí)期に発覚し世間をアッと言わせたのが大阪地検の特捜検事による証拠品ねつ造事件だ。エリートコースの花形検事がここまでの愚挙に出る、それぐらい検察の體質(zhì)に問題があるのだろう。

事件は10月中旬現(xiàn)在、主犯の花形検事から當(dāng)時(shí)の上司に累が及ぶ勢(shì)いだが、その元上司らはそろって容疑を否認(rèn)し、ちょっと笑える取り調(diào)べ可視化まで求める徹底抗戦の構(gòu)えを見せている。

もし元上司らが証拠ねつ造に加擔(dān)していなかったとすると、今度は二人の取り調(diào)べに當(dāng)たる最高検が現(xiàn)在進(jìn)行形で事件をねつ造しようとしていることになる。底なしに救いのない“役所”である。

20年以上前に地方で1年間取材しただけなので、あまり偉そうに検察の全體像を解説はしないが、尖閣事件の際の那覇地検の非常識(shí)な発表を見る限り、最高検も一般常識(shí)からはかなりかけ離れてみえる。えん罪をねつ造するのは菅谷さんの足利事件で名を馳せたばかりの警察だけでないことはよく分かった。

もう一つ付け加えれば、民主黨の小沢前幹事長の問題がある。黨代表選への出馬では一般感覚とのかい離に驚かされた小沢氏だが、そもそも事件自體はかつての自民黨政権時(shí)代における疑獄事件とはスケールの違う筋の悪いものだ。起訴したくてたまらない検察がよほど証拠、裏付けが足りないため2度に渡って不起訴にせざるを得なかった事件を「一般市民感覚のあるはずの」検察審査會(huì)が強(qiáng)制起訴と決めた。ところが、不服審査を申し立てたたった一人の人物にも、それを?qū)彇摔工肫骄挲hが若すぎるという審査會(huì)の不自然な構(gòu)成にも週刊ポストが噛み付いている。大マスコミは小沢嫌いだから検察の信頼性が揺らぐ現(xiàn)在でも、小沢問題と絡(luò)めるのを避けていると指摘されるとそんな疑いも抱いてしまう。

さてさて、この國の刑事システムは一體どうなっているんだろう。もうあんなわけの分からない中國のことなんか、構(gòu)っているヒマはない。（文章/NK）