2010年10月14日、中國(guó)內(nèi)モンゴル自治區(qū)の砂漠化について、香港紙サウスチャイナ?モーニング?ポストが伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

北京市から北に1000km弱のところに広がる烏拉蓋濕地。ここに住む遊牧民によると、02年、川の上流に工業(yè)用水確保のためのダムを建設(shè)したことによって、3年もたたないうちに濕地が枯渇してしまい、今では砂嵐発生源のひとつとなってしまった。水獲得のために建設(shè)したダムのために砂漠化が進(jìn)む皮肉。水不足によってこの遊牧民は所有していた牛全頭を失い、北部のモンゴル國(guó)境付近にまで移動(dòng)しているが、もしここにも工場(chǎng)群が建ち並んだら「もう越境せざるを得ないな」とつぶやいた。

中國(guó)の急速な発展に伴い、內(nèi)モンゴル自治區(qū)でも多くの採(cǎi)掘場(chǎng)や工場(chǎng)が次々と建設(shè)され，これらの間を鉄道や道路が走り、人口が密集する街が現(xiàn)れた。水資源はこれらの産業(yè)に使われ、牧場(chǎng)消滅の勢(shì)いはたった數(shù)年で一気に北部の國(guó)境付近にまで広がった。一部の環(huán)境保護(hù)の研究スタッフらは、內(nèi)モンゴルの工業(yè)亂開(kāi)発が人類史上最大規(guī)模の人為的干ばつを引き起こしたと考えている。

內(nèi)モンゴル自治區(qū)と比べ、その北側(cè)に位置するモンゴル國(guó)の気候はさらに寒冷で乾燥しており、環(huán)境も脆弱だ。もし砂漠化の原因が地球溫暖化であることが事実なら、モンゴル國(guó)も內(nèi)モンゴルと同様の結(jié)果になるだろう。しかし內(nèi)モンゴルの牧場(chǎng)が消失し続けているのに対し、國(guó)境を隔てた北側(cè)には依然、牧場(chǎng)が存在している。小山の上のゲルに住むある遊牧民は、眼下の牧場(chǎng)が數(shù)年で多くの採(cǎi)掘場(chǎng)や工場(chǎng)に占拠される過(guò)程を見(jiàn)てきている。これらの工場(chǎng)が排出する粉じんや煙により、彼の牧羊も大量に死亡し、死んだ羊の內(nèi)臓は真っ黒になっていたという。

専門家によると、地表水が枯渇しつつある內(nèi)モンゴルでは、一部の採(cǎi)掘場(chǎng)や工場(chǎng)が非合法で井戸を掘り、地下水をくみ上げている。しかし一定の深さ以上の地下水は循環(huán)せず、100萬(wàn)年以上をかけて蓄積された地下水が一旦消失すれば再生することはない。向こう8年以內(nèi)に、內(nèi)モンゴルの多くの工場(chǎng)は水不足により生産停止に追い込まれるだろうと言われている。（翻訳?編集/中原）