2010年10月19日、中國社會(huì)科學(xué)院が発表した最新の宗教白書「中國宗教報(bào)告2010」によると、中國本土にあるキリスト教會(huì)の數(shù)は約5萬5000カ所。しかし、この數(shù)字について多くの専門家は「あまりにも現(xiàn)実とかけ離れている」と指摘。実際にははるかに多い數(shù)の教會(huì)が存在しているという。時(shí)事週刊誌「鳳凰週刊」が伝えた。

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中國キリスト教三自愛國運(yùn)動(dòng)委員會(huì)と中國キリスト教協(xié)會(huì)は2009年の大まかな統(tǒng)計(jì)として、國內(nèi)のキリスト教會(huì)の數(shù)を2萬4000カ所、禮拝所の數(shù)を3萬1000カ所とした。だが華東師範(fàn)大學(xué)宗教文化研究センターの李向平（リー?シアンピン）主任は、「中國國內(nèi)のキリスト教徒の數(shù)から考えると、この數(shù)字は極端に少ない」と指摘する。そもそも國內(nèi)のキリスト教徒の數(shù)についても「宗教報(bào)告2010」では2305萬人としているが、研究機(jī)関によっては6000萬人から7000萬人とする説や、3300萬人説、1億人説もあるほどだ。

これらのキリスト教徒の多くは、行政の介入を恐れて政府が認(rèn)める宗教団體には屬さず、當(dāng)局には無屆けで宗教活動(dòng)を行っている。このため、彼らは一般家屋や倉庫を利用して教會(huì)とすることで當(dāng)局の目をごまかしているという。中にはこうした教會(huì)の存在を把握しているにもかかわらず「中央政府に見えていないものが我々に見えるわけがない」と、故意に上層部に報(bào)告しない地方政府も。河南省の農(nóng)村部のようにキリスト教徒に寛容な地方政府もあるが、そこでも「宗教は面倒」という考え方が根底にあるようだ。（翻訳?編集/本郷）