2010年10月18日、ドイツの軍事情報ウェブサイトは、米國にとり中國の脅威は軍事力ではなく経済力である、と指摘した。22日付で環(huán)球時報が伝えた。以下はその概要。

【その他の寫真】

なぜ中國が米國にとっての脅威となるのかという問題について、ペンタゴンに問うべきではない。彼らはいともたやすく中國の軍事力が日々増強されている証拠を挙げ、その事実を証明するにちがいない。だが、過去には他國に何度も侵略され、現(xiàn)在は経済構(gòu)造において海外市場と海外資源に頼らざるを得ない中國からすると、ここ數(shù)年の軍事拡張は適度なものであるとも言えるかもしれない。

真の脅威は、中國の軍事拡張ではなく経済成長だ。中國経済は數(shù)十年にわたって毎年10％程度の成長を続けてきた。かたや米國経済に大きな進歩は見られない。中國人はその勤勉さとダンピングによってこの成果をたたき出してきたが、この方法が今後も効果を上げるならば、中國は米國を抜いて世界一の経済大國になる可能性もある。

一方、米國にも資源、消費力、開発能力など、中國に負けない分野がまだ殘っている。しかし、これらも脅威にさらされていると見るのが妥當だ。米國は減稅と規(guī)制緩和によって産業(yè)を復興させようとする一方で、中國製品による米製造業(yè)へのダメージを防ごうと躍起になっているのがその兆候だからだ。さらにこの問題は貿(mào)易赤字減少だけでは解決するはずはなく、ペンタゴンも含めて歳出減に取り組まざるを得ないのは明らかだ。（翻訳?編集/HA）