2010年10月24日、自衛(wèi)隊観閲式が自衛(wèi)隊朝霞訓(xùn)練場（埼玉県朝霞市?新座市）で開催され、隊員約3800人、戦車など車両約240両、航空機(jī)約60機(jī)が參加。日米安全保障條約改定50周年を記念して米軍による祝賀飛行も初めて行われ、日米の強(qiáng)固な連攜をアピールした。菅直人首相は國際テロの頻発や北朝鮮のミサイル?核開発、尖閣諸島沖の中國漁船衝突事件などを踏まえ、「自衛(wèi)隊は多様な事態(tài)に実効的に対処し得る態(tài)勢を常に取っておく必要がある」と訓(xùn)示した。菅首相の訓(xùn)示要旨は次の通り。

【その他の寫真】

自衛(wèi)隊は創(chuàng)設(shè)以來、わが國の平和と獨立を守り、國の安全を確保するという國家存立の根本にかかわる任務(wù)を遂行。近年は國際的な活動を含め任務(wù)は一層拡大しており、國民の自衛(wèi)隊に対する期待も広範(fàn)に及んでいる。

わが國周辺の安全保障環(huán)境を眺めれば、ミサイルや核兵器の開発が懸念される北朝鮮や軍事力の近代化を進(jìn)め、海洋における活動を活発化させている中國にみられるように厳しさを増している。國際的にも大量破壊兵器の拡散、國際テロや海賊被害などの多様な事態(tài)への対応がますます求められている。自衛(wèi)隊は多様な事態(tài)に実効的に対処しうる態(tài)勢を常にとっておく必要があり、真に役に立つ実効的な防衛(wèi)力整備を進(jìn)めるため、これからの時代にふさわしい防衛(wèi)計畫の大綱を本年末までに策定する。

安定した安全保障環(huán)境は地域の平和と繁栄の前提となっており、國際社會の課題の解決に國同士が協(xié)力して取り組むことはますます重要になると考える。私はかつて、わが國のPKO活動の原點であるカンボジアを訪問し、現(xiàn)地の方々が自衛(wèi)隊の真摯な活動を稱賛する様を直接目にした?，F(xiàn)在もゴラン高原、ネパール、スーダン、ハイチ、東ティモールといった各地で隊員諸官が頑張っている。

自衛(wèi)隊はこれからも國際的な安全保障環(huán)境の一層の改善を目指して國際的な活動に果敢に取り組むとともに、防衛(wèi)交流や多國間の安全保障枠組みでの取り組みについても意欲的に進(jìn)めていく必要がある。日米同盟はわが國の防衛(wèi)だけでなくアジア太平洋地域の安定と繁栄を支える上で、重要な役割を果たしている。今年は日米安全保障條約の改定から50周年にあたる。この同盟関係を21世紀(jì)にふさわしい形で著実に進(jìn)化させていきたい。

自衛(wèi)隊は各種の自然災(zāi)害への対応のほか、宮崎県において発生した口蹄（こうてい）疫への対応においても、長期間にわたり真摯な活動に取り組み、県民からも高く評価された。今後とも國民生活の安全のために自衛(wèi)隊は持てる力を十分に発揮していくことが求められている。

これからも自衛(wèi)隊は國民の負(fù)託と期待に応えるべく全力でその広範(fàn)な役割を果たさなければならない。そのために隊員諸官に対して、（1）自らの任務(wù)に関する知識と技量を十分に持つこと、（2）自らが自衛(wèi)隊員としてふさわしい倫理観と常識的な判斷力とを常に維持すること、（3）真の勇気を持つ者として萬が一の事態(tài)における瞬発力や積極果敢な姿勢を平素から涵養(yǎng)すること―の3點を望みたい。（取材?編集/HY）