Record China 2006年12月26日(火) 21時9分
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中國の三大石窟のひとつとして、非常に有名な世界遺産?莫高窟。ここに仏畫を描き続け、仏像を彫りつけた僧たちの思いがよみがえるかのようだ。
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甘粛(かんしゅく)省敦煌(とんこう)市の東南30km、鳴沙山(めいしゃさん)の東側(cè)の絶壁に築かれた総面積は4500平方mの石窟群?,F(xiàn)存する492の窟(くつ)の內(nèi)部には計2400余りの仏塑像が安置され、壁には鮮やかな彩色で描かれた仏畫が、見事な保存狀態(tài)のまま殘されている。大同(だいどう)の雲(yún)崗(うんこう)石窟、洛陽(らくよう)の龍門(りゅうもん)石窟と並ぶ、中國の三大石窟のひとつに數(shù)えられている。
【その他の寫真】
石窟の建造が始められたのは五胡十六國時代、敦煌が前秦の支配下にあった時期の355年あるいは366年とされる。最初はある仏教僧が彫り始め、それが次々と受け継がれて元代に至るまでの、ほぼ1000年にわたり続いた。しかし最も古い時代のものは、後世に新たに掘った際につぶしてしまったようで、現(xiàn)存する最古の窟は、5世紀(jì)前半にここを支配した北涼の時代のものだという。
壁畫の內(nèi)容を大きく分けると仏僧畫、仏の生涯を伝える絵、伝統(tǒng)的な神話?伝説の內(nèi)容を絵にしたもの、経変畫、仏教史跡畫、裝飾図案、供養(yǎng)者の7種類。仏教をはじめ西方の文化が中國に伝わる上で、莫高窟重要な役割を果たしたという。このように各地の文化が入り混じった遺跡の重要性から、莫高窟は1987年に世界遺産に登録された。
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