2010年10月28日、シンガポールの華字紙?聯(lián)合早報（電子版）によると、中國が「貧困ライン」の基準(zhǔn)を、現(xiàn)在の年収1196元（約1萬4000円）から1400元（約1萬6800円）に引き上げる可能性があるという。

【その他の寫真】

報道によれば、中國國務(wù)院扶貧（貧困扶助）弁公室は、2011年から10年間にわたって実施される貧困救済計畫の立案について関係省庁と協(xié)議を行っており、計畫とともに基準(zhǔn)が引き上げられる可能性があるという。中國は米國に次ぐ世界第2の経済體となっており、世界銀行の統(tǒng)計によると2009年の平均年収は3590ドル（約29萬円）。

國際的な貧困ラインは1日當(dāng)たり1ドルとされていたが、08年に1．25ドルに引き上げられている。仮に中國が貧困ラインを年収1400元に引き上げたとしても、1日あたり約6セントの計算になり、國際的な基準(zhǔn)を大きく下回る。

世界銀行が09年に発表したレポートによれば、中國の基準(zhǔn)で計算すると中國の農(nóng)村における貧困率は1981年には18．5％だったのが2004年には2．8％となり、農(nóng)村の貧困人口は1億5200萬人から2600萬人にまで減少している。ただし、國際基準(zhǔn)で計算するとさらに多くなり、2005年の世界銀行のアンケート調(diào)査では、1日1．25ドル未満で暮らす中國人の數(shù)は2億5000萬人余りに上る。（翻訳?編集/岡田）